久々に 黒い手帳が演技して
さなちゃんに
いっぱいいっぱい 刺激をもらって
感情が 湧き上がって
気持ちが
よし!って瞬間
見送りスーツの内ポケットから黒い手帳をとりだし
気が急いて
編集社の電話番号が
なかなかみつからないときもあったり
手帳を逆さに見てるときもあったり
めくったページを指でおさえたり
めくったページを開いたまま
手帳を台の上に伏せて
ハンドルを回して
交換手を呼び出し
誰かの記念日の番号を思わせるじゃんな
番号をつげ
そんな瞬間
交換台の前で
「沢田です ・・・・さんをお願いします」
なんて
とってもいい声の持ち主の沢田氏を思い出したり
インカムから聴こえる
「沢田です」
ただ それだけなのに
仕事中に Julieの顔を思い浮かべて
テンションあがっちゃった 懐かしい時間
それから数か月後
職場の廊下で すれ違ったら。。。
交換手時代の思い出も蘇ったりしながら
台に伏せてある手帳を A席から じぃっとみつめて
Julieの気持ちが
黒い手帳に指令をだし
そんな
黒い手帳の気持ちが
いっぱい伝わって
前日は
ケイタイ電話の音が
誰かの
観劇の邪魔をしたけれど
翌日は
全神経を黒い手帳に注いだら
遠いJulieだったけれど
じーん