暴漢に襲われ気を失う樋口(唐沢寿明)。
橘(真木よう子)は緊急指令室に樋口が襲われた可能性を伝える。
樋口の携帯は電源が切られ、場所を特定するために最終基地局を割り出す。
石川(増田貴久)にも連絡が途絶えたことを伝える。
消えた樋口を探し出すため、石川は橘から情報をもらい単身探し始める。
沖原(木村祐一)が緊急指令室に来る。
樋口が襲われたのは第5号地区の件(樋口の妻)のことを再捜査していたからか?と橘に聞く。
樋口は危ないのかと言われ、はいと返事をする橘に、強行犯係も出動すると言って去る。
携帯に電源が入れられ、GPSが動き出す。
速度があるので車と思われたが、細い路地などを抜けていることから、
誰かが樋口の携帯を持ってバイクで移動していると推定。
石川と交番警官がバイクの男を追いかける。
連絡が途絶える前に聞こえた音から、橘はライブハウス・ヨコハマセブンを特定。
更に携帯が切れていた時間にこの店舗周辺を走行していた車を捜索させるが車はない。
そこからバイクの移動は樋口のいる場所から引き離すための囮だと考えると
ヨコハマセブンの周辺に監禁場所があると推測、
捜索の指令を出し、石川にも周辺を捜索するよう指示を出す。
ハヤミミは家族を人質に取られた為に、加担していた。
家族を返してくれと頼むも殴り倒され拘束される。
樋口は拘束されている所へ、謎の男が現れる。
男はやっとご対面なのに見えるか?と余裕。樋口がお前が犯人か!と言うとそうだと答える。
「お前を殺してももみ消して終わりだ」と言い、手下に始末しろと命令、その場を去る。
橘は新田(森永祐希)が亡くなった際に言った言葉にヒントがあるはずと考え始める。
新田が言った言葉”いお”は”硫黄”のことだった。
指令室の皆に硫黄が染みつく場所が思いつかないか聞く。
森下(石橋菜津美)が以前住んでいた場所に製紙工場があって精製するときに硫黄を使うと言い、
周辺を検索、近くに製紙工場、再生紙工場があることから、
どちらかの工場にいると推測、捜索の指示を出す。
強行犯係も工場近くに到着、捜索を始める。
樋口は若い男を挑発して手が封じられているにも拘わらず倒し、
男を踏み台にして吊り下げられていた状態から脱し、ナイフで紐を解く。
ハヤミミの拘束も解き、逃がす。
緊急指令室では署長の田所(小市慢太郎)が樋口が襲われた詳細を聴きに来る。
第5号地区の主婦殺害事件及び新田殺人事件の真犯人による襲撃と言う橘。
あの事件は解決済みだという田所に、石川と強行犯係が救出に向かっていると伝える。
手下に銃口を突き付けられた樋口。一度は銃口をかわしたが再度つきつけられたところへ沖原たち強行犯が現れ、
沖原が発砲、男と手下は逃げ、沖原たちが追いかける。
樋口は橘と無線で話し、男が自白したと伝える。
沖原が犯人を取り逃がしたことを知り、樋口は沖原に言う。
「刑事が犯人を取り逃がせば、1回は偶然、2回は不自然、繰り返されたら必然だ。
お互いみっともない生き方はやめよう」と。
田所は橘に「問題にさせてもらう。単独で勝手に動くから」と言う。
それを聞いて橘は「ええ、そうです。単独で動いたから。誰も取り合ってくれないから。
いくらでも処分は受けます。少なくともこれで新田の事件は他殺だと信じてくれましたか?」と返す。
タブレットで新田の事件の際に窓ガラスに映った映像を田所に見せ、
新田の事件、及び警察官の監禁等の容疑で指名手配すべきと森下からも言われ、
「もちろんですよ、すぐに令状請求を」と言って指令室を出る。
沖原は「感づかれた。もう無理だ。だいたい樋口を襲うなんて聞いてない」と携帯電話で誰かと話していた。
相手から動画をばら撒くと言われるが、「好きにせえ!もう利用されるのは御免だ」と言う沖原。
しかし海外留学している娘にも送ると言われて、顔を引きつらせ怒っていた。
その誰かはボイスチェンジャーを使って話していた。
本郷ホールディングス会長本郷辰雄(伊武雅刀)が取材を受けていた。
息子・本郷雫の代わりに新しい事業の話をしていたのだ。
そこへ秘書から”ワタル”が指名手配されたことを伝える。男は本郷会長の息子のよう。
ワタルは右手を負傷していた。手下に包帯を巻いてもらいながら会長に会うと。
逮捕した手下を尋問するが、雇い主については詳しくは話さない。
石川は顔もわかったし指名手配もしたから目撃情報が出るまで待てばと言うも樋口は待っていられないと。
そこへ橘が来て突破口があると。拘束されていた樋口が聞いた”イリュージュ”という店のことだ。
店の防犯カメラを調べたら歩容認証がヒットしたと。
そして3か月遡って映像を確認したら、沖原が映っていたことも確認した。
イリュージュは会員制高級クラブで沖原が出入りできるような店ではない。
樋口はハヤミミに沖原のことを探らせた。
沖原は嵌められたようだと言うハヤミミ。事件で知り合った人物の紹介で数回イリュージュに行ったよう。
そこで明日香という女性とベッド動画を撮られた。ようは美人局にあったと。
樋口は沖原はそんな引っかかる奴じゃあと言うが、男女のことはわかりませんから、と言うハヤミミ。
それをネタに脅されていると思われる。
樋口が強行犯係に行くと、そこに沖原はいなかった。
沖原は外で娘に連絡していた。まるで死を覚悟しているような感じだ。そこへ樋口も来る。
樋口は明日香の写真を見せると沖原は「お前の読み通りだ。事件の真犯人を守るために俺は捜査妨害をしていた」と話す。
謝って済むことじゃないがすまんと詫びる沖原。
脅されていたが会ったのは再生紙工場が初めてという。
沖原は「指示しているのはあいつだろう。しかし俺に連絡してくるのは別の奴だ」と告げる。
沖原のスケジュール等の細かな動きを全て把握しているらしい。
樋口は反省は終わりだと言うが、自分を許せない沖原は「自分に後始末をさせてくれ」と言って去る。
樋口は橘に言う。通話記録を消したのは沖原ではない、あいつはそこまでやっていないと。
沖原は田所署長は黒だと言っていた。沖原は署長に樋口たちの動きを教えるよう言われていた。
しかし通話記録を消したのは署長ではない。当時はまだ赴任していなかったからだ。
真犯人と通じている本当の黒幕が署内にいると2人は考える。
本郷は船でワタルに会う。「おまえは雫を守ってくれた。施設から引き取った時から我が子だと思ってる」と言って、
ワタルにお金を渡し、3日後に海外に行くよう言うが、
ワタルは腕のいい殺し屋を雇っているので、そいつにやらせると言ってその場を去る。
樋口の息子・大樹のところへ樋口の代わりに石川が行く。
電話で大樹が「パパの友達がラジコンを寝ている間に置いて行った」と聞いて不審に思う樋口。
石川にラジコンにおかしなところはないか?と聞いたが不審な所はないと。
不安が残りつつも、電話を切る樋口。
面会時間が終わり、石川が帰った後、ワタルの差し向けた殺し屋が
大樹の病室に入ってくる。大樹は怖くて樋口に電話する。
帰ったと思われた石川が戻ってきて殺し屋と格闘。
物音を聞いて病室に看護師が来たのを見て、殺し屋は逃走する。
看護師に大樹を頼み、石川は殺し屋を追う。
沖原はイリュージュの関係者にワタルの情報をもらう。
そこでワタルと一緒に行動している手下が車で待機しているのを見かけると、
関係者に裏口を案内させ、入って監視カメラを見せろと。
最初拒否されたが、連続殺人犯なんだぞ、見せなかったら殺人ほう助でぶち込むぞと半ば脅して見る。
ワタルは雫と電話していた。「キッチリかたを付けてから海外に行く。しかしどれぐらい行ってるかわからない」と
金を無心していた。雫は「飼い犬が飼い主の手を噛む気ですか?」と返すが、
行くからそこにいろと言って電話を切る。
沖原はワタルのいる場所を特定し、橘に連絡してこちらへ来いと。
橘は樋口に沖原が確保するつもりだと伝え、樋口もあとから向かうと。
石川は樋口からの電話に出ている最中に殺し屋に襲われる。
沖原がワタルを確保するために銃を手に向かうも、背後から雫が来ていて襲われる。
ワタルは店から出てくると車で去る。
沖原が意識を取り戻した時、猿ぐつわで口を塞がれ、椅子に縛り付けられていた。
雫(伊勢谷友介)が現れ、語りながら自分の左手をナイフで傷つける。
事件の凶器である鉄球みたいなのを取り出し、沖原を殴りつけようとするところで終わる。
樋口達が追う犯人「カチカチ野郎」、2人いました。
もう1人は伊勢谷友介さんでした。
ネットで言われていた話は本当だったようです。皆さんよくわかるなぁ(・.・;)
ワタルは実子の起こした事件を請け負う影武者みたいなものなのでしょう。
確かに最初に見た男とでは体格が違いますね(ーー;)
しかし、雫はワザワザ自分の手それも反対の手を傷つけている。なんなのでしょう?
雫が傷を負ったからトオルにも負傷させて、
影武者としてあの世行きにして事件を終わらせる、というのならわかるんですけど(・.・;)
どのみち、ワタルが自白した所は録音されているようなので、橘が聞けば違うことがわかるはずです。
それと内部にいる協力者は誰なのか?
録音を消された時点で田所署長は赴任していないと言っていましたが、
一番沖原のスケジュールがわかるのは署長の田所のような気がします。
ボイスチェンジャーを使っているということは、
生の声を聴かれたら誰か分かってしまうということなんでしょう。
じゃあ、事件当時の緊急通報の録音を消したのは一体誰?
あの頃の上司?うーん、わかりません(ーー;)
案外身近な人だったりするのかしら?
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