シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

個人快速戦は王斌(中国)が優勝-アジアインドアゲームズ・シャンチー(中国象棋)

2009-11-08 | ニュース
ベトナム・ハロンで開催されている第3回インドアゲームズのシャンチー(中国象棋)競技は11月7日、個人快速戦(Rapid Individual)第5-7ラウンドが行われ、王斌(中国)が優勝を決めました。シャンチーの競技日程はすべて終了しました。

◎7日の結果

5R
所司和晴0-2康徳栄(シンガポール)
曽根敏彦0-2頼財(カンボジア)

6R
所司和晴1-1甘徳彬(カンボジア)
曽根敏彦0-2鄭栢栄(中国マカオ)

7R
所司和晴0.5-1.5呉宗翰(シンガポール)
曽根敏彦0-2李錦歓(中国マカオ)

個人快速戦順位(参加14人)
優勝:王斌(中国)、2位:謝靖(中国)、3位陳振傑(中国香港)、13位:所司和晴、14位:曽根敏彦

この大会を振り返ってみると、16チームが参加するアジア団体選手権と違って、参加チームがわずかに6であったこと(シンガポールは個人戦のみ参加)、さらに開催国ベトナムを除けば、6チーム中3チームが中国とその一部であり、日本が順位争いできるのはカンボジアだけであったことが特徴でした。

そのカンボジア戦では秋吉選手が1勝を上げたものの、所司選手が痛恨の敗戦を喫し勝ち点を上げることはできませんでした。順位は6チーム中最下位となりましたが、そもそもアジアシャンチー連合会(AXF)加盟組織の大半が、本国NOCからスポーツ団体として認定を受けられずにこの場に来られなかったことを考えると、このアジアインドアゲームズにシャンチー選手団を送り出すことができたこと自体が「シャンチーの国際化」への大きな貢献であったということができます。

そのことは林関浩AXF秘書長(シンガポール)が「シャンチーチームの派遣を決定した日本オリンピック委員会(JOC)に心から感謝したい」と述べたことに表れています。つまりシャンチーがアジアにおいて華人・ベトナム人だけのものでないことを示すためには日本チームの参加が不可欠だったのです。

また国内的にも、シャンチーチームがJOCの旗の下に国際総合競技大会に出場したことは、「シャンチーはスポーツである」という長年来の私たちの考えが、ようやく公認されたことを意味しています。私たちは5日間、JOCの統一ユニフォームを身に着けることに限りない誇りを感じて戦いました。応援してくださった皆さんに心から御礼申し上げます。

そしてこのブログをご覧の皆さん、あなたもシャンチーを始めてみませんか?日本のシャンチーのレベルは未だ発展途上の段階にあります。これから始めても、日本のトップクラスに到達することが可能です。

シャンチーの指し方を分かりやすく解説した「シャンチー早わかり」をご希望の方はこちらをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/jxiangqi/e/1794464f6188b159088f6abeef631432



表彰式(左から3位謝靖、1位王斌、3位陳振傑)


第3回アジアインドアゲームズのメダル


中国女子チームと記念撮影








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