「左馬盤河王争覇“日中学院倉石記念杯”第17回全国選抜シャンチー(中国象棋)トーナメント」は、7月17・18日、東京・目黒区民センターで開催され、服部亜光(つぐみつ)選手が初優勝しました。
「全国選抜トーナメント」は1995年、中国の特級大師・柳大華選手の来日に際して、わが国の有力プレーヤーを召集して行われたのがその起源です。翌年からは「わが国に高い自覚を持ったプレーヤー集団を形成し、国際的に通用するシャンチープレーヤーの養成を目指す」という目標を掲げ、全日本選手権と日本リーグをつなぐ大会として定着しました。
1999年からは日本シャンチー協会が、日中友好に貢献のあった団体に贈られる「日中学院倉石賞」を受賞したことを記念して、日中学院の創立者で日本の中国語教育に大きな足跡を残した倉石武四郎博士の名を冠して行われることとなりました。
さらに2004年からは、日本のプレーヤー全体の布局のレベルアップを図るため、毎回布局を指定して行われるようになり、国際的にも類のないユニークなトーナメントとして高い評価を受けています。
今年の選抜トーナメントには協会の指名を受けた19名のプレーヤーが出場、2日間にわたってスイス式7ラウンドが戦われました。出場者には今回のテーマである「中炮過河車対屏風馬左馬盤河」の布局を十分に研究してくることが義務付けられています。出場者がそれぞれの研究成果を引っさげて試合に臨むため、試合会場はさながら研究発表会の様相を呈します。
初日第4ラウンドで、昨年の優勝者・所司和晴選手との全勝対決を制した服部選手が、唯一の4戦全勝で優位に立ちました。服部選手は2日目も一度も首位を譲ることなく、最終戦を和(引分け)にして、5勝2和の成績で、黄選手と同ポイントながら、累進分(progressive score(PS)=各ラウンド後のポイントを合計したもの)の差で逃げ切り、優勝を決めました。服部選手は、全日本選手権、全国選抜トーナメント、日本リーグを通じて、うれしい初優勝です。
【入賞者】優勝-服部亜光(埼玉)、2位-黄雅輝(群馬)、3位-坂本進(東京)、4位-山崎秀夫(神奈川)、5位-所司和晴(千葉)、6位-徐光亜(東京)
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トップアスリート育成プログラム参加者も出場
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優勝の服部亜光選手
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服部選手は、最終戦終了後、中国出張のため、
表彰式を待たずに一路成田空港へ
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左から、5位所司、3位坂本、佐久間副理事長をはさんで、
2位黄、4位山崎、6位徐の各選手
「全国選抜トーナメント」は1995年、中国の特級大師・柳大華選手の来日に際して、わが国の有力プレーヤーを召集して行われたのがその起源です。翌年からは「わが国に高い自覚を持ったプレーヤー集団を形成し、国際的に通用するシャンチープレーヤーの養成を目指す」という目標を掲げ、全日本選手権と日本リーグをつなぐ大会として定着しました。
1999年からは日本シャンチー協会が、日中友好に貢献のあった団体に贈られる「日中学院倉石賞」を受賞したことを記念して、日中学院の創立者で日本の中国語教育に大きな足跡を残した倉石武四郎博士の名を冠して行われることとなりました。
さらに2004年からは、日本のプレーヤー全体の布局のレベルアップを図るため、毎回布局を指定して行われるようになり、国際的にも類のないユニークなトーナメントとして高い評価を受けています。
今年の選抜トーナメントには協会の指名を受けた19名のプレーヤーが出場、2日間にわたってスイス式7ラウンドが戦われました。出場者には今回のテーマである「中炮過河車対屏風馬左馬盤河」の布局を十分に研究してくることが義務付けられています。出場者がそれぞれの研究成果を引っさげて試合に臨むため、試合会場はさながら研究発表会の様相を呈します。
初日第4ラウンドで、昨年の優勝者・所司和晴選手との全勝対決を制した服部選手が、唯一の4戦全勝で優位に立ちました。服部選手は2日目も一度も首位を譲ることなく、最終戦を和(引分け)にして、5勝2和の成績で、黄選手と同ポイントながら、累進分(progressive score(PS)=各ラウンド後のポイントを合計したもの)の差で逃げ切り、優勝を決めました。服部選手は、全日本選手権、全国選抜トーナメント、日本リーグを通じて、うれしい初優勝です。
【入賞者】優勝-服部亜光(埼玉)、2位-黄雅輝(群馬)、3位-坂本進(東京)、4位-山崎秀夫(神奈川)、5位-所司和晴(千葉)、6位-徐光亜(東京)
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トップアスリート育成プログラム参加者も出場
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優勝の服部亜光選手
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服部選手は、最終戦終了後、中国出張のため、
表彰式を待たずに一路成田空港へ
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左から、5位所司、3位坂本、佐久間副理事長をはさんで、
2位黄、4位山崎、6位徐の各選手