シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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第12回世界シャンチー(中国象棋)選手権(5)

2011-11-26 | 世界シャンチー選手権
インドネシア・ジャカルタ市で開催されているシャンチー(中国象棋)の第12回世界選手権は25日、最終第9Rが行われ、日本の所司和晴、田中篤両選手は、NC/NV(ノンチャニーズ/ノンベトナミーズ)部門で、それぞれ2位と7位に入賞を果たしました。

前日の第8ラウンドでNC/NV部門トップに立った所司和晴選手がアジア大師・許継光に敗れ、Kon ISLAND(中国香港)が楊正双(ミャンマー)を下したため、Kon ISLANDが4回目の優勝を飾りました。所司選手の2大会ぶり4回目の優勝は成りませんでした。前回優勝のIwan SETIAWAN(インドネシア)は3位でした。

全体的にレベルが向上しているNC/NV勢の中で、日本は開催国・インドネシアとともに二人の入賞者を出すことができました。目標としていた優勝と4人の入賞を果たせなかったのは、次回への課題となりました。

NC/NV勢で注目を集めたのはロシアです。世界選手権2回目の参加ながら、「コンピュータのような正確な指し手」(所司選手の言葉)は、今後大きな脅威になることが予想されます。

最終ラウンドの日本チームの成績は次のとおりです。

◆第9R
×所司和晴(4.5) - 許継光(東マレーシア) 
×徐光亜(3) - ○田中篤(4)
×松野陽一郎(2.5) - ○曽根敏彦(3.5)
×秋吉一功(3) - 劉桂華(ブルネイ)
×阿部秀俊(1.5) - Irimina HAPCHINA(カナダ)
×小川比呂士(2) - Sam SLOAN(米国・西)
※括弧内は最終ポイント(勝=1、和=0.5)

この日の日本チームの成績は2勝6敗、大会を通じての通算成績は21勝45敗6和、勝率.313でした。

日本から声援を送ってくださった皆様、ありがとうございました。


各部門の成績は次のとおりです。

【男子団体(22チーム)】1.中国 2.ベトナム 3.シンガポール 4.中国香港 5.マレーシア 6.米国(東)7.中華台北 8.英国 21.日本

【男子個人(68人)】1.蒋川(中国)2.許銀川(中国)3.阮成保(ベトナム)4.李錦歓(中国マカオ)5.黄学謙(中国香港)6.呉宗翰(シンガポール)7.劉国華(中華台北)8.陸建初(マレーシア)32.所司和晴 46.田中篤 52.曽根敏彦 56.秋吉一功 58.徐光亜 62.松野陽一郎 66.小川比呂士 67.阿部秀俊

【男子NC/NV(28人)】1.Kon ISLAND(中国香港)2.所司和晴 3.Iwan SETIAWAN(インドネシア)4.Mikko TORNQVIST(フィンランド)5.Rendi NUR ALAM(インドネシア)6.Dmitry RUMYANTSEV(ロシア)7.田中篤 8.Uwe FRISCHMUTH(ドイツ)

【女子個人(10人)】1.唐丹(中国)2.阮黄燕(ベトナム)3.賈丹(米国・東)4.陳茗芳(シンガポール)5.劉璧君(オーストラリア)6.李孟儒(中華台北)※日本はエントリーせず

この大会のホームページはこちらです。
http://www.xiangqibowl.net/wxc/


左から男子3位阮成保、優勝・蒋川、2位許銀川


NC/NV7位田中選手


NC/NV2位所司選手(左端は優勝のKon ISLAND)

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