シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

シャンチー(中国象棋)日本代表、強化合宿

2010-10-12 | ニュース
11月のアジア競技大会(中国・広州)でシャンチー(中国象棋)に出場する日本代表選手らの強化合宿が、10月9日~11日、多摩スポーツセンターで行われました。

この合宿は、国際試合に出場する代表選手の実力の向上と団結の強化を目的として毎年行われているもので、今年は8月に続いて2回目。今回の合宿に参加したのは、アジア競技大会シャンチー日本代表に決定している所司和晴・池田彩歌両選手のほか、マレーシアで開催されるシャンチーのアジア団体選手権に日本代表として出場するプレーヤーら8人です。

初日の9日は「秋のシャンチーセミナー」と題して、多くの一般プレーヤーも参加しての研修会が行われました。午前は「中国最新布局の動向」及び「実戦解説」。昨年の中国全国個人選手権の中から注目すべき最新布局の紹介がありました。実戦解説では、9月に中国広東省で行われた「楊官璘杯オープン」に出場した所司選手が、自身の対局を解説しました。午後は代表選手と一般プレーヤーの交流戦など、盛りだくさんの内容で楽しい一日を過ごしました。

夕方からはいよいよ合宿参加者による公式トーナメント。国際試合と同じ60分+60秒のフィッシャーモードで真剣な戦いが繰り広げられました。さらに夜は持ち寄り事例の研究です。参加者が持ち寄った事例に、コーチ役のアジア大師・山崎秀夫さんが解説を加えました。

2日目、3日目も同様に朝から夜中までシャンチー漬けの合宿となりました。また3日目は日本アンチドーピング防止機構(JADA)から講師派遣を受けてドーピング防止研修会が実施されました。なぜドーピングがいけないのか、ドーピング検査の実際など、分かりやすい解説で、シャンチーのトップアスリートとしての自覚を高める上でも有意義な研修となりました。

代表選手たちはアジア競技大会、アジア団体選手権までの間、シャンチーを生活の中心に据えて取り組んでいくことを確認して、合宿を終えました。合宿を終えて帰り道での池田選手の感想。「頭がくらくらしそうです」。


所司選手による自戦解説


アジア大師・山崎選手による解説


本番さながらの対局


アジア競技大会代表・池田選手(左)、所司選手(右)


取材に応じる池田選手



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第16回アジア競技大会、シャ... | トップ | 第15回快速シャンチー(中国... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。