江戸時代の罪と罰
2014年11月22日~12月14日
国立公文書館
東京メトロ駅構内の広告にて、本展を知る。
会期が短いなあ。
夜間開館をやっている。金曜のみならず、木曜も夜20時まで。
ならば、夜間開館時に行こうかと、木曜、東西線竹橋駅で降りる。
当然のように閉まっている東京国立近代美術館、夜間照明のマーク・クイン作品を通り過ぎてその隣に、国立公文書館がある。
入場無料。
空いているのでは、という予想は大外れ、1階フロアを1周する形で並べられた展示ケースにはびっしりと人が張り付いている。
列に着くが、皆さん、熱心に見ているのだろう、なかなか先に進まない。
大半が会社帰りの人のようだ。
8代将軍徳川吉宗のとき編纂された「公事方御定書」(1742年成立)から明治刑法(1882年施行)まで、江戸時代を中心に、わが国の刑罰と牢獄の歴史を振り返ります。
という本展は、42点の文書資料が展示。
個人的には、展示文書そのものに対しては一瞥程度、主に文書の内容説明や現代語訳を読むことが中心の鑑賞。
イヤフォンガイドや図録(ともに200円)を購入すれば、もっと効率的に鑑賞できるだろう。
写真撮影も可能。
章立て
1 公事方御定書の成立
2 名裁き-実話と物語-
3 死刑と冤罪
4 さまざまな罪と罰
5 牢獄の世界
6 刑罰・牢獄の改革論
7 江戸から明治へ
8 長谷川平蔵と鼠小僧
結構楽しめる。
特に、小伝馬町牢獄内における運営制度・慣習について、漫画『JIN-仁-』のシーンを思い出しつつ、興味深く見る(読む)。
今後国立公文書館の企画展には注目していこう。