特別公開「高御座と御帳台」
2019年12月22日〜20年1月19日
東京国立博物館 本館特別4・5室
観覧無料。特別公開だけ観る人は、正門左手の専用入口にて特別観覧パスを受け取ってそれを首から下げて入館する仕組みのようである。特別公開以外も観る人は観覧券が必要。観覧券保有者は通常どおり正門右手の入口から入館する。
入館後、特別公開用の列に並ぶ。公式Twitterによると入場待ち時間90分も発生したことがあるようだが、私の訪問時はほぼゼロ。特別5室前で手荷物検査としてセキュリティゲート。2台なのでここで入場に時間を要するのかもしれない。何事もなく通り抜け、パンフレット(12頁)をもらって第一会場である特別5室に入室する。
室内は大変な人。室中央に設置された「高御座(たかみくら)」と「御帳台(みちょうだい)」をガラス越しに見ながら通路を一周する。正面のほか、側面・裏側からも見ることができる。みんな写真撮りまくり状態。
高御座は、奈良時代より、天皇の即位の儀式に御座として用いられてきた調度品。総高6.48m、幅6.06m、奥行5.45m。鳳凰の像。
御帳台は、近代以降、皇后の御座として、即位の儀式に用いられるようになった。総高5.67m、幅5.30m、奥行4.77m。高御座の約8分の7の大きさ。鸞という瑞鳥の像。
新しいように見えるが、大正天皇即位に際して制作されたとのことだから、100年以上経過している。
特別5室に、ちょうどきっちりと収まる大きさであるのは偶然か。
第二会場となる特別4室には、装束姿を再現する人形や、威儀物が展示される。
他の展示室への入口には、特別観覧パスの人は入場不可の表示があるが、チェックを行うようなことはなく、各人の良識に委ねられている。
東博のあとは、京都御所で3/1〜3/22に一般公開される。平成時も一般公開されたが、京都御所のみで期間も10日間であったらしい。








