Mostra del caravaggio e dei caravaggeschi
Palazzo Reale, milano
Aprile-Giugno, 1951
Michelangelo Merisi (il 《Caravaggio》)
カラヴァッジョ作品が、なんと45点も展示。
うち当時帰属とされていた作品が4点(?印で示す)。
◎印:現在真筆とされる(36点)
△印:現在は異論が多い(5点)
×印:現在は真筆とされない(4点)。
【イタリア】
<ミラノ>
アンブロジアーナ美術館
11◎≪果物籠≫
ブレラ美術館
35◎≪エマオの晩餐≫
<ローマ>
ボルゲーゼ美術館←全6点出品
02◎≪果物籠を持つ少年≫
03◎≪病めるバッカス(バッカスとしての自画像)≫
33◎≪聖ヒエロニムス≫
30◎≪蛇の聖母≫
31◎≪洗礼者聖ヨハネ≫
32◎≪ダヴィデとゴリアテ≫
ドーリア・パンフィーリ美術館←全2点出品
06◎≪エジプト逃避上の休息≫
07◎≪悔悛のマグダラのマリア≫
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂←全3点出品
14◎≪聖マタイの召命≫
15◎≪聖マタイの殉教≫
16◎≪聖マタイと天使≫(第2作)
サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂←全2点出品
26◎≪聖パウロの回心≫(第2作)
27◎≪聖ペテロの磔刑≫
サンタゴスティーノ聖堂
29◎≪ロレートの聖母≫
オデスカルキ・コレクション
13◎≪聖パウロの回心≫(第1作)
バルベリーニ国立古代美術館
18◎≪ナルキッソス≫
22◎≪洗礼者ヨハネ≫※1
※1)現在ローマ・コルシーニ美術館に展示。
カピトリーノ美術館
09◎?≪女占い師≫※2
※2)当時は帰属とされたが、現在は真筆とされている。
カプチン聖堂
28△≪瞑想の聖フランチェスコ≫ ※3
※3)当時は真筆とされたが、現在はバルベリーニ国立古代美術館作品の方が真筆とされている。
<フィレンツェ>
ウフィツィ美術館3点
01◎≪バッカス≫
05◎≪メドゥーサ≫
12◎≪イサクの犠牲≫
ピッティ美術館1点
40◎≪眠るアモール≫
コルシーニ美術館
10×≪マッフェオ・バルベリーニの肖像≫※4
※4)現在は真筆とされない。
ロベルト・ロンギ個人蔵
04△≪トカゲに噛まれた少年≫
<ナポリ>
ピオ・モンテ・デッラ・ミゼリコルディア聖堂
36◎≪慈悲の七つの行い≫
サン・ドメニコ・マッジョーレ聖堂
37◎≪キリストの笞打ち≫※5
※5)現在はナポリ、カポディモンテ美術館所蔵。
<シチリア>
メッシーナ州立美術館4点
42◎≪羊飼いの礼拝≫
43◎≪ラザロの復活≫
24×?≪エマオの晩餐≫※6
25×?≪聖トマスの不信≫※6
※6)現在はアロンソ・ロドリゲス作とされる。2001年東京・岡崎の「カラヴァッジョ展」で来日。
シラクサ、サンタ・ルチア聖堂
41◎≪聖ルチアの埋葬≫※7
※7)現在はシラクサ、パラッツォ・ベッローモ州立美術館蔵。
パレルモ、オラトリオ・ディ・サン・ロレンツォ
44◎≪生誕≫※8
※8)1969年盗難にあい、現在も行方不明。額から刃物で切り取られた。依頼者が絵の状態を見て涙を流し、引取りを拒否したという話も伝わっているらしい。
【イタリア国外】
<フランス>
ルーブル美術館
08◎≪女占い師≫
39◎≪アロフ・ド・ヴィニャクールの肖像≫
<ドイツ>
ベルリン、カイザー=フリードリッヒ博物館
21◎≪勝ち誇るアモール≫※9
※9)現在所蔵名称はベルリン国立絵画館。
当時は、第二次世界大戦終結からまだ6年。終結直後に、同博物館所蔵のカラヴァッジョ作品「聖マタイと天使(第1作)」、「フィリデの肖像」、「園のキリスト」が疎開先である高射砲塔の火災により焼失。 ソビエトに持ち出された美術品が東ドイツに返還されるのが1950年代の後半。
本作品が生き残ったことに感謝。
ミュンヘン、バイエルン州立美術館
19×?≪リュート弾き≫※10
※10)現在は真筆とされない。
<オーストリア>
ウィーン美術史美術館
38△≪ダヴィデとゴリアテ≫
<スイス>
個人蔵
20◎≪アレクサンドリアの聖カタリナ≫※11
※11)ティッセン・ボルネミッサ男爵が1930年代に取得。1992年にマドリードの「ティッセン・ボルネミッサ美術館」へ移されるまでは、スイスの南端のルガノ湖に面して建つティッセン家の私設美術館にあった。
<スペイン>
マドリード・王宮
44bis△≪サロメ≫
モンセラート、サンタ・マリア修道院付属美術館
34△≪瞑想する聖ヒエロニムス≫
<英国>
個人蔵
23◎≪洗礼者ヨハネ≫※12
※12)1952年に現所蔵者である米国カンザス・シティのネルソン=アトキンス美術館が取得。
<米国>
ハートフォード、ワズワース・アシーニアム
17◎≪聖フランチェスコの法悦≫
(続く)