昨日に続けで映画観
去年は振り返れば、前年に比べれば、結構、映画を観た。
もちろん、見逃した物も山程ある。
うっかりすると、見逃してしまう。
観たい映画は2週間位しか、上映期間がないので意外と難しい。
すぐにDVD化される物や放映されそうな物より
ここで見逃すといつ観られる分からないような物に優先気分なので
結果、ドキュメンタリー物が多かった。
本数を観ているわけではいないので、ランキングは付けられないが
去年観た中で、印象深かったのを、振り返ると
★「水になった村」2007 大西暢夫監督
徳山ダムになってしまった村を1992年から追い続けた物で
岐阜県出身の大西監督が魅せられてしまった自然と人々が
後から、フツフツと思い出されてじんわりいい。
一番、思い出される。
あんなおばあちゃんになりたいと思った人々が
村を離れると生気が消え、ボケてしまうところが考えされる。
機会は少ないだろうが、どこかで見かけたら、是非!
★「長江哀歌」2006 ジャ・ジャンクー
ドキュメントではないのだがある切り取った中国が見える。
映画の規模は全然違うが中国の三峡ダムを舞台にした物
一週間違いで同じダムに沈む村を舞台にした2本観たので、
特に深く残っているのかもしれない。
美しい古都”奉節”
瓦礫を撮るカメラアングルがとても美しい。
NHKの「激流中国」とない交ぜに感慨深い。
これは、チャンスは多いと思う、これも是非!
確か、北野オフィス配給
★「ミルコのひかり」2005 クリステイアーノ・ポルトーネ
イタリア映画らしい匂いがして春からずっと観たかった。
視力を失ったサウンド・デザイナー ミルコ・メンカッチの実話に基づく作品
彼のサウンドと共に魅力的な映画だった。
「もがりの森」は、このあたりで観ようか迷って他にチャンスがあるあきらめたら、
さっそく放映されていた。
(録画出来なかったので意味ないんだが・・・)
★「いのちの食べ方」2005 ニコラウス・ゲイハルター
ドイツ・オーストリアのナレーションのないドキュメントだ。
ポスト・ハーベストや遺伝子組み換えの告発かとおもいきや
淡々と食の現場を映し出す。システマティックにオートメイションで!
しかもそこで働く人の孤食が対比的だ。
名古屋では2月に再上映を予定しているので、興味ある人はどうぞ!
これもチャンスは少ないと思われる
ずっと心の隅で引っ掛かるような問い掛けのドキュメントだ。
「長江哀歌」と「ミルコのひかり」は資本が大きいなので、
名画座系でも観られるだろうし、DVDにもなり易いと思われるが、
「水になった村」と「いのちの食べ方」は
そうは、目に触れるチャンスは、多くないと思う。
チャンスがあったら、運命だと思って、サボってもどうぞ!
ちょっと、映画評論家気分で!
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