【送料無料】今日われ生きてあり [ 神坂次郎 ]
【商品説明】
僕の生命の残りをあげるから、おばさんはその分、長生きしてくださいー。特攻隊少年飛行兵たちはこの上なく美しく、限りなく哀しい言葉を遺して空に散っていった。その散華は国や天皇のためでなく、愛する妹、愛慕する父母、愛しい恋人のための勇敢な飛翔であった。そのあまりにも純粋で無垢な魂の呻吟を遺された手紙、日記、遺書、関係者の談話により現代に刻印した不滅の記録。
・目次
特攻基地、知覧ふたたびー序にかえて/心充たれてわが恋かなし/取違にて/海の自鳴琴/第百三振式隊出撃せよ/サルミまで/あのひとたち/祐夫の桜輝夫の桜/海紅豆咲くころ/母上さま日記を書きます/雲ながれゆく/父に逢いたくば蒼天をみよ/約束/二十・五・十一九州・雨 沖縄・晴のち曇/背中の静ちゃん/素裸の攻撃隊/惜別の唄/ごんちゃん/“特攻”案内人/魂火飛ぶ夜に/特攻誄ーあとがきにかえて
【コメント】
【送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ]を読了しました
何度も涙し、読み終わった翌日、映画を観てきました
アメリカの母艦を前に、美しく旋回する零をみただけで、涙が流れました
百田さんの本作は、一部レビューでは「よせあつめただけ」と苔下ろされておりますが、それでも、戦争を知らない世代の人に、きっかけをあたえたのではと思います
わたしの祖父は、ロシアで戦死したそうです
母は、実父にはあったことがないといっていました
息子を戦死で失い、残された母と子供たちをかかえた嫁は、どれほど大変だったでしょうか
本作は、一番多く特攻隊が出撃した「知覧」にまつわるお話になっています
決して作り話ではなく、すべてが事実
わたしは知覧にあしをはこんだことがあるのですが、飾られた写真・遺書をとてもじゃないが正視できませんでした
嗚咽で、もう、たっているのもやっとというほどです
「特攻」だけが特別なのではなく、特攻隊を上回る国民が戦死しました
それは解っています、実際祖父を戦争で失っているのですから
ただ、志なかばで、片道切符を持たされた彼らの絶望を思うと、もう言葉にできません
その気持ちは、本当に彼らにしか分からないものだと思います
いつかまた知覧にいってみたいです