海のゲームをされる方はご存じと思われるが 防波堤・テトラ・自磯などで 動き回る輩 扁平な体系で多足でありながら かなりの
スピードで徘徊しまくる様は まるで海辺のゴキブリの如く感じる 今日はあのフナムシの話
平べったい身体をしたフナムシの大きさはだいたい5センチほどぢゃ 7対の足に長い触角を持っておる また海水に濡れていることも
あるが フナムシの身体は光沢を帯びた見た目をしちょります こうした見た目の特徴をまとめてみると ゴキブリに瓜二つといった感じ
もするが 実際のところフナムシとゴキブリはまったく別の生き物
フナムシは生物学的に甲殻綱と分類されているんで 簡単に言えばカニ・エビと同じ仲間ということになる もちろん見た目が異なるため
カニやエビと一緒と言われても納得出来んと思う
フナムシの特徴はかなり変わっちょります フナムシは肺を持っおらんのでエラ呼吸をする このエラ呼吸の仕方が独特で 足の内側にある
血管鰓(エラのようなもの)ちゅ~う器官を使って呼吸をしているそうぢゃ
フナムシは血管鰓がある足の内側が濡れている状態だと 空気中の酸素を溶かして呼吸をすることができる
ぢゃけぇ常に水分がある海岸や磯といった場所に生息しちょる訳なんぢゃ ちなみにフナムシはエラ呼吸をする生き物ではあるものの
水中では十分な酸素を摂り込めん こうした理由からもフナムシは海で溺死するケースがある
フナムシは雑食性 海岸に打ち上げられた藻類や他の生き物の死骸 または海岸に捨てられた人間の食べ物も フナムシにとってはエサ
となる こうしたことからフナムシは海岸の掃除役といった表現もされているわけ フナムシがおらんようになったら 海の汚れが
酷くなることとなる また人を噛むことがある 長時間テトラポットや防波堤に座って釣りをしていると フナムシに噛まれることも
ありえる とくにサンダルを履いての釣りではよ~起こること とはいえ噛まれても多少痛みを感じるだけで 大きなケガに繋がることは
ありゃせんのです 動かんと食べれるかを確認する見たいぢゃ
フナムシはゴキブリとは似ても似つかぬもの ぢゃがオイラは同一視してしまう それはオイラの勝手でござる