今回の河川氾濫を見ていると、
兵庫は豊岡などでも起こりましたが、
災害時の行政のHPなどの情報が
非常に見にくいと話題になっています。
東日本豪雨で格差浮彫り!災害時の自治体広報の課題
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tsurunomitsushige/20150913-00049460/
以下抜粋
9月10日以降、栃木県・茨城県・宮城県に特別警報が発令された大雨。
「数十年に一度」の雨量で「最大限の警戒を」とニュースでは早くから
繰り返し呼びかけていたものの、各地に大きな被害が出ています。
広報・コミュニケーションを生業にしている身としては、現場の様子が心配なのに加え、
こうした状況で、どのような情報発信が効果的かを考える上でも、実際に行われている広報活動を
しっかり見ておこうと思い、10日朝の段階で栃木と茨城の県・市・知事・市長・地元議員などの
ツイッターアカウントをリスト化するなどして、どこからどんな情報が発信されているのか、
どのように情報が伝達されているのかを追っていました。
その結果明らかになったのは、自治体ごとの広報・情報発信の格差でした。
おそらく、近年の様々な自然災害を通して、日本における全体的な非常時の情報伝達は格段に
レベルアップしていると信じますし、今現在も現場では対応に追われていることを十分に理解してはいますが、
暮らす町の差が住民の情報格差、ひいては危険度の差にならないよう、そしてこの先少しでも減災につながることを願って、
今回浮き彫りになった自治体広報、とりわけネット広報の差をリストアップし、問題提起も兼ねてまとめておきたいと思います。
はじめに、今回の大雨で被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
まだ行方不明の方もいらっしゃいます。無事をお祈りしています。
いち早く非常時サイトに切り替えた常総市、特別警戒情報も出さない隣町
災害時には自治体HPにアクセスが集中しやすく、またユーザー環境も差が大きくなることから、
情報を絞ったデータ量の軽い特別版に切り替えると、ユーザーの利便性が飛躍的に向上します。
そんな考えもあったのでしょう。今回被害の大きい茨城県常総市は、
とても早い段階からトップページを緊急災害時用の特別デザインに切り替えていました。
常総市の緊急災害情報用HP常総市の緊急災害情報用HP
その一方で、隣接する八千代町は、HP上に特別警報に関する情報もなく、
地元住民によると、避難指示が出る一方で翌日の学校は通常登校の連絡が流れ、
朝になって避難指示が解除されたと思ったら今度は防災無線で休校の連絡が流れたと言い、
被災者が多数いる中でさらに翌日の学校では体育祭、というような状況らしく、
理解できないという怒りの声がネット上に噴出しています。
少なくとも緊急事態と認識した時点で、自治体には、発信の体制を変え、
いち早くその認識や注意を促す情報の発信を期待したいところです。
知事より強い「ゆるキャラ」と日常の自動ツイートを続ける市
今回、自治体広報で改めて注目したのは、ゆるキャラのツイッターです。
たとえば、栃木県のとちまるくんや宇都宮市のミヤリー、茨城県のねば~る君、
茨城町のひぬ丸くんなどが積極的に災害関連情報を見つけて転送しており、
「彼ら」が災害時に重要な役割を果たす新たな可能性を感じました。
こうしたキャラは、日頃からフレンドリーな口調で幅広い種類の投稿をしており、
アカウント自体が活性化していることから、災害時でも発信される情報への反応が
得られやすいという特色が見られます。Fbページで比較しても、
茨城県知事よりもねば~る君のページの方がはるかに「いいね」が多い。
その意味で自治体広報の公式アカウントとは別のメディアとして、
幅広く情報を伝達できる潜在力を感じました。
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是非、ご一読ください。
スマホが便りの最近の災害時の情報
わかりやすく、迅速に、細かい情報がリアルタイムで分かるように・・・
出来る時代
ですので、早く整えて欲しいですね。
行方不明の皆様が早く見つかりますように。