カエルに似ている…

主にアート作品のあれこれと虹の橋を渡ったE&F Bulldogのおでじとモンちまの事。

犬の肖像画 桃太郎くん

2020年06月11日 | フレブル日記
6月11日

5月末にあんずちゃんを描き終え、ももちゃん制作を始め、「もう6月に突入しちまったじゃないかっ!」と、あばあばしながら桃太郎くん描いておりましたが、やっと9日に仕上がりました。
最初に頂いたお写真の目を拡大して色々受け取る情報を咀嚼しながら眼球の段取りを考え、手順を頭に置きながら下書きを描いていきます。
この辺りは本当に楽しくワクワクしながらやってますお。



目の中を観察中、魚眼レンズのように丸い青空が見え木々が見えてその中にいろんな形が見えて見上げたももちゃんが森の中のお散歩だったのかな〜と思ってましたらInstagramのもも母さんのコメントで分かったのですがもも母さんが逆さまに映り込んでいたのですおね。こういう心象風景を知ることが大切なのでもも母さんに教えていただいてよかったです。リアルなももちゃんの気分が目から入って来ました。


小さすぎるので判りづらいですが、これがもも母さんが逆さまに映り込んだももちゃんの左目の景色です。


そしてモデリングペースト塗りでこんなことして本当にももちゃんになってゆくのだろうか!と、モデリングペーストを呪いながら眉根の辺りを盛り盛りに盛ってゆくのだった。

雑っぱに色を置いてゆきます。




鼻周りを整えながら、ももちゃんのキャンバスが丸いこととオルテガカラーが丸いことからくる扁平なイメージになりやすいのでは?と考えが過ぎる。




彼の白いほっぺに白いひだ襟…そして白のボディとなるとやはりへらべったくなるので、ベージュにおフランス的な模様の入ったカラーに変更。




正方形のキャンバスより丸いキャンバスの方が面積広いのでこのひだ襟カラーを2次元平面にも見える模様を入れて見る。白い間が空くのはこの場合よくないのでこれで良かったと確信。シックな華やかさを目指す。日本画のような二次元デザインとリアルが渾然一体化した画面構成面白くて好きですお。


お顔の影を薄めの汁だく状態のカーボンブラックで何層にも塗ってゆきます。






こんな感じで犬の肖像画 桃太郎くん仕上がりました。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。もう、ももちゃんのスクウェア型の頭蓋骨といい!たふっとしたふかふかの口元、ホンワカ見ているのにちょっとオコな感じにも見える眉根!ももちゃん!フレブルは本当にお可愛らしい生き物ですおね〜〜たまらんです。
もも父さん・もも母さん、楽しく描かせていただきました。ありがとうございます。