ようやくお披露目💕
この仕事をはじめてからずっと気になっていたことをまた一つ形にできました。(手が回らなかった、という言い訳も含みます😅)
少し前にお話ししていた“糸”を使って、タッセルのイヤリングを作りました。
帯締めを作る時、組み方(高麗組・笹波組など)や幅に応じて必要な長さを計算し用意します。
(組む糸の準備・経尺)
この時、出来上がり寸法より余裕を持った長さにします。
そして出来上がり。
どうしても糸は余ってしまいます。
なかなかの量です。(※毎回この長さが余る訳ではありません)
絹糸を扱う者として、これらを捨てるには心が痛みます。
現在のように、百貨店などに実演販売へ出る前は京都などに卸の仕事をしていました。
家族以外に仕事をお願いしている“組子”さんも今より多く、そうすると、出来上がってくる帯締めも今と比べ物にならないほどの数。
徹夜をして仕上げ作業をしていたそうです。
聞くと、母も箱いっぱいに溜まっていく切り落とした糸を見ては「勿体ない。何か出来ないか」と考えていたそうです。
去年今年とコロナ禍で百貨店での催事が減り、家で過ごす時間が増えたことで今まで“後回し”にしていたことに向かい合い、取り組むことができました。
イヤリングがその内の一つです。
糸を切って金具に取り付けるだけ…
言ってしまうとそれだけの事なんですがね。随分前置き長かった(笑)
1人で考えてモヤモヤしてるだけでしたが(私の悪いところ!)、夫に相談したら「まずやってみたら?」の一言でGO。
まずはお試しで私が✨
うん、この長さがルン♪ってなっていい感じ✨
ゆらゆら揺れるのがちょっと嬉しくってウィンクしたくなる片耳のイヤリングです💕
その時々の余った糸から作っていますので、一つ一つ異なり、同じものはありません。オンリーワンです✨
また、“組紐”ではありませんが、帯締めと同じ上質の絹糸を使用していますよ♪
マルシェルで販売しまーす✨
クリスマスプレゼントにもいかがでしょう。
お揃いでつけませんかー💕