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山内俊夫元参院議員を逮捕 経営関与の会社から1億円を着服した疑い(朝日より)

山内俊夫元参院議員を逮捕 経営関与の会社から1億円を着服した疑い

羽田空港格納庫合同会社という会社から資金約1億円を着服したとして、元参院議員が業務上横領容疑で逮捕されたという記事。容疑者が役員を務めていた一般社団法人がこの合同会社の代表社員という関係だそうです(法人を合同会社の代表社員にすることは可能)。

「捜査2課によると、逮捕容疑は2019年3月、経営に関与していた羽田空港格納庫合同会社(東京都渋谷区)の資金を着服したというもの。

合同会社は羽田空港の格納庫を売買する目的で18年4月に発足した。山内容疑者が役員を務めていた一般社団法人が同社の代表社員となっている。山内容疑者が横領したとされるのは社団法人の口座で管理していた合同会社の資金で、京都市と香川県東かがわ市の土地を私的に購入した際の支払いに充てた可能性が高いという。」

被害額は約2億3千万円に上るそうです。

汚職事件の格納庫舞台に 山内元議員逮捕「転売すればもうかる」(産経)

「「格納庫を買って転売すればもうかる」「50億~60億円で転売できる」

こうした中、山内容疑者は30年3月ごろ、合同会社を設立した高松市の不動産会社「マルナカホールディングス」の幹部に伝えたという。

1カ月後にはマルナカと、山内容疑者が代表理事だった一般社団法人「資源外交戦略研究所」で「羽田空港格納庫合同会社」を設立。売買契約が成立し、マルナカ側は28億円を支出する一方で、格納庫売買については合同会社の職務執行者を務める山内容疑者に一任されていた。

ただ、この売買についても国の承認は得ていなかったため、国交省は今年11月、ウイングズ社と合同会社を相手取り、土地の明け渡しなどを求める訴えを東京地裁に提起した。

マルナカ側が用意した28億円の一部でウイングズ社の弁護士が管理していた約2億8千万円が資源外交戦略研究所に送金され、流用発覚後に約5千万円が返金されたが、今回の横領分を含む残る2億円超は着服された可能性がある。」
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