(「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」のことのようですが)金融庁が、企業統治改革を議論する有識者会議を開いたという記事。先に報道されていたアクションプログラムも議論したそうです。
「これまではコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)を改訂して基準を厳しくしてきたが、投資家との対話を通して企業価値を高めるような実効性の高い企業統治を促す。」
「金融庁は企業統治改革に関するアクションプログラム案を示した。柱は資本コストを踏まえた収益性や成長性を意識した経営だ。自社株買いなどの短期的な対応にとどまらず、中長期的な観点からの事業構成の見直しなどを求める。」
「日立製作所の東原敏昭会長は有識者会議で「(企業統治指針などに)これ以上の細則はいらない。トップが丁寧に説明することで株価も上がると確信している」と話した。」
アクションプログラム案については、こちらのページに掲載されています。
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「スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議」(第28回)議事次第(金融庁)(再掲)
「金融庁は19日開いた有識者でつくる会議の中で、上場企業の中長期的な企業価値の向上に向け、今後取り組むべき具体的な施策をまとめた「行動計画」を公表しました。
この中では資本コストを的確に把握し、それを踏まえて収益性や成長性を意識した経営に取り組むべきだとしています。
また、女性役員の比率を2030年までに30%以上に高めるという目標を掲げ、多様性や持続性の向上につなげるべきだとしています。」
金融庁、コーポレートガバナンス改革で行動計画を策定-月内に公表へ(ブルームバーグ)
「現状の課題として、資本コストなどを意識した経営、サステナビリティーへの取り組み、独立社外取締役の機能発揮、情報開示の充実、投資家と対話促進などを挙げた。企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に向けた施策、企業と投資家との対話に係る施策を基本に、課題ごとの施策を2023年春から順次実施する。」