デロイトトーマツが、企業の価値向上策を専門で助言する会社を立ち上げたという記事。
「「デロイトトーマツエクイティアドバイザリー合同会社」を設立した。時価総額が数百億円から数千億円の企業を主要な顧客として想定する。平時の価値向上策と株主提案などの有事の緊急的な対策を一体で提供する。
アクティビストらが求める株価の水準や資本コストの改善を予測し、事業と資本の両方の戦略を提案する。グループで抱える人事やガバナンス(企業統治)などに関するコンサルティングの機能も組み合わせる。」
「株主判明調査サービス」も始めるそうです。
デロイトトーマツのプレスリリース。
デロイト トーマツ エクイティアドバイザリー合同会社が事業を開始
「アクティビストによる株主提案をはじめとする企業への働きかけの増加に伴い、企業の自律的な経営を維持するための企業価値向上策の策定と実行、資本市場での信任獲得の重要性が増しています。企業価値は資本市場の評価である株主価値を中核とした定量的な概念*です。DTEAは将来キャッシュ・フローと資本コストを軸とした企業価値向上策の策定と実行、投資家との戦略的エンゲージメントを一貫して支援することで、企業の自律的な変革を支え日本企業の経営基盤の強化に貢献します。」
アクティビストをやっつけるための助言をしてくれるわけではなさそうです。