会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例3件、うち大手の退任2件(11月18日)

最近の監査人交代事例です。

1.ホウライ(東証スタンダード)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

トーマツ→太陽有限責任監査法人、の交代です。

「当社との監査継続年数が長期にわたることも踏まえ、当社の事業特性に見合った監査対応の観点から、複数の監査法人を比較検討いたしました」とのことです。

太陽を選任した理由は、「会計監査人としての専門性、独立性、品質管理体制等を十分に備えていることに加え、新たな視点での監査並びに当社の事業特性に見合ったきめ細かい監査が期待できることから、当社の会計監査人として適任であると判断したため」とされています。

現監査人の就任年は、1990年です(長いことは長い)。

2.CRGホールディングス(東証グロース)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

あずさ→監査法人FRIQ(準登録事務所)、の交代です。

交代のきっかけは、監査報酬のようです。

「当社の事業状況及び監査環境の変化等により監査報酬が増加傾向にあることを踏まえ、...監査法人FRIQを新たな会計監査人の候補者として選任することといたしました。」

FRIQの選任は「会計監査人として必要とされる専門性、独立性、監査品質管理体制等を有していることに加え、当社の事業状況に適した監査費用と監査対応の相当性等について他の監査法人と比較検討するなど総合的に勘案した結果」とのことです。

現監査人の就任年は、2018 年です。

3.太洋物産(東証スタンダード)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

KDA監査法人→フロンティア監査法人、の交代です。

フロンティア選任の理由は...

「監査役会がフロンティア監査法人を会計監査人の候補者とした理由は、同監査法人の監査実績や監査報酬が当社の事業規模に適していること、また、同監査法人を起用することにより、新たな視点での監査が期待できることに加え、同監査法人の専門性、独立性、適切性及び品質管理体制を総合的に検討した結果、適任と判断したためであります。」

「新たな視点」とありますが、プレスリリースによれば、現監査人の就任年は、2021 年であり、1年しかたっていません。

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