米国のデロイトが広告制作会社を買収したという記事。
「米広告代理店のデロイトデジタル(Deloitte Digital)は2016年2月29日(米国時間)、カルフォルニア州サンフランシスコ拠点の独立系クリエイティブエージェンシーのヒート(Heat)を買収したと発表した。取引の詳細は非公開。広告業界でのコンサル、テクノロジー企業による買収は2016年になっても止まる兆しはなく、一部の企業は無視できない規模に成長している。」
「デロイトデジタルは大手コンサル企業デロイトの広告代理店部門。コンサル系のエージェンシーとして米国最大規模。2012年設立から、2015年通年の売上がグローバルで約21億ドル(約2300億円)、従業員数は7000人と急速に成長している。
同社は広告代理店業務だけでなく、戦略立案、ロジスティックス、税務と多岐にわたるサービスを提供。ただ、マーケティングではクリエイティブがキャンペーンの成否を大きく左右するケースが大きい。また、コンサル、テクノロジー企業がそもそも制作部門をもたないこともあり、クリエイティブエージェンシーを買収する事例は多い。」
このほかPwCも広告代理店部門を持っているそうです。
「プライスウォーターハウスクーパース(PwC)も2014年のデザインエージェンシーの買収により参入。WSJによると、広告代理店部門「PwCデジタル(PwC Digital)」の2015年売上高は12億ドル(約1300億円)。現在欧州とアジアでデジタルクリエイティブ企業2、3社の買収を進めているという。」
広告会社というのは、例えばたいしてうまくもないビールをうまそうに見せるのが仕事ですが、(少なくとも建前上は)実態をそのまま見せるために行う会計監査と同じブランドでいいのだろうかと思います。
デロイトデジタルは日本にも拠点があるようです。
http://www.deloittedigital.jp/
PwC Digitalのウェブサイト
http://digital.pwc.com/
どちらのサイトもデジタル技術を強調しているようです。
ITにかかわるコンサルの対象をマーケティング活動(広告を含む)にまで拡張したということなのでしょう。
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