帝国データバンクが、インボイス制度への対応状況および懸念事項について企業へアンケートを行った結果をまとめたレポート(全5ページ)です。
インターネット調査により、10月6日から11日にかけて実施し、有効回答企業数は1,494社とのことです。
サマリーを引用させてもらうと...
「1 インボイス制度に、「順調に対応できている」企業は3社に2社(65.1%)。他方、「対応がやや遅れている」は3割
2 制度の導入によって、現在または今後に「懸念事項あり」の企業は9割にのぼる
3 懸念事項は、「業務負担の増加」が7割でトップ。 次いで「社内での理解・連携不足」と「仕入先への対応」が続く」
(帝国データバンク上記レポートより)
業務負担に関連して、経過措置が適用される免税事業者からの仕入れを、どのように会計処理したらよいのか(従来どおり支払額の110分の10を仮払消費税に計上し、後で調整でよいのか)という議論もあるようですが、実務はどうなっているのでしょう。
「企業からのコメント」より。
「 現場などでどうしても免税事業者にお願いしなければ進まない工事もあり、取り引きは今まで通りする方針 (建設)
免税事業者の仕入先のなかには、このタイミングで廃業を決意したところもあり残念(繊維・繊維製品・服飾品卸売)」
免税事業者が一律に排除されているわけではなさそうですが、影響はあるのでしょう。