トヨタ自動車系部品メーカーのファインシンターが、2025年3月期第1四半期連結決算の開示を9月26日に延期するという記事。
すでに開示済み(→当サイトの関連記事)ですが、インドネシア子会社の棚卸資産の会計処理に問題があるようです。2024年3月期有報提出も完了していません。
「同社では24年3月期の有価証券報告書の提出が期限に間に合わず、9月2日までの延長を公表していた。公認会計士ら4人からなる調査委が事実関係や影響を調べており、過去の決算を下方修正する可能性がある。」
「この問題を巡っては、同社のインドネシア子会社で21年3月期ごろから24年3月期にかけて、期末の棚卸し資産が実態とは異なる形で計上されていた疑いがある。累計で約3億円が過大計上された可能性があるという。」
2025 年3月期第1四半期決算短信の開示日程に関するお知らせ(ファインシンター)(PDFファイル)
「当社は、2024 年6月 28 日付「2024 年3月期有価証券報告書の提出期限延長申請に係る承認のお知らせ」にてお知らせしましたとおり、当社の海外子会社であるファインシンターインドネシア株式会社における、2021 年3月期頃から 2024 年3月期までの期末棚卸資産の不適切な会計処理に関する、特別調査委員会の調査の完了、本調査をふまえた監査法人による追加的な監査手続等を経て、延長後の提出期限である 2024 年9月2日までに、2024 年3月期有価証券報告書の提出を行う予定です。当該 2024 年3月期有価証券報告書の提出延期に伴い、2025年3月期第1四半期決算関連手続きについて遅延が生じているため、2025 年3月期第1四半期決算短信の開示時期の延期を決定いたしました。」