会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東証1部、編み機老舗のシルバー精工が倒産(産経より)

東証1部、編み機老舗のシルバー精工が倒産

東証1部上場のシルバー精工が銀行取引停止処分を受け、倒産したという記事。負債金額は約15億7800万円。

増資などで資金繰りをしてきたが、約束手形が2度目の不渡りとなり銀行取引が停止された。」

上場企業でありながら、会社更生、民事再生、破産などの法的整理ではなく、2回目の不渡りという一般の中小企業のような倒産の仕方というのは、珍しいのではないでしょうか。

手形交換所による取引停止処分に関するお知らせ(PDFファイル)

会社のプレスリリースによると、この不渡りになった手形というのは、営業のための手形ではなく、借り入れのための金融手形だったようです。また、1回目の不渡りの際には、開示がなされなかったようです。

「・・・当該約束手形は担保として差し入れたものであって取立てに回されることはありえないことであって、不渡りとは認識しておらず、情報開示の必要性はないと認識しておりましたが、その後、上記の当該約束手形に追加の保証として借入先の代理人弁護士に預入れた 500百万円の約束手形を平成22年12月22日に、借入先本人が、当該約束手形を支払い銀行に持参して店頭取立てに来ましたが、突然のことであり、当該約束手形の決済を行うことができず、これも不渡りと判断されました。 」

どういう借入先だったのでしょうか。通常の金融機関ではなさそうですが・・・。

情報機器・家庭用機器・編機製造
東証1部上場
シルバー精工株式会社
銀行取引停止処分受ける
(帝国データバンク)
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