金融庁の企業会計審議会は、「監査基準の改訂に関する意見書」を2010年3月29日付で公表しました。
「国際監査基準の明瞭性プロジェクトによる改正に対応して、監査人の監査報告書における意見表明の内容等を規定している報告基準における国際基準との差異を調整することを中心に」改訂を行ったとされています。
改正基準の適用は、2012年(平成24年)3月決算に係る財務諸表の監査からです。
(補足)
意見書の前文では、「会計上の変更及び誤謬の訂正に関する会計基準」の関係で開示についてもふれています。
「金融商品取引法上、前期の財務諸表は、当期の財務諸表の一部を構成するものとして、当期の財務数値に対応する前期の財務数値を比較情報として位置づけ、これを開示することが適当である。」
国際監査基準の完全解説 by G-Tools |