取締役会で社長らが解任された川崎重工の株主総会の招集通知に、解任された社長らが再任される議案が記載されていたそうです。この記事では、そのことの問題点などを取り上げています。
「川崎重工が6月4日付で発送した株主総会の招集通知には、13日の臨時取締役会で解任された前社長ら取締役3人が再任予定者として記載されている。同社は取締役選任の議案を一部修正し、株主に通知した。
だが、総会に先立ち13日までに書面やインターネットで議決権の行使を表明した株主への対応で、問題が生じている。総会に出席できない株主は、事前に書面やインターネットで、議案に対する賛否を投票する。ネットの場合は修正投票が可能だが、書面の場合は、修正通知が届いた段階で改めて賛否を送り直す必要がある。
会社法は原則的に総会当日の2週間前までに招集通知を送るよう定めている。総会までの期日が短く、修正内容が重大な場合は、開催の延期や後日に開く臨時総会で修正議案だけを採決することもありうる。」
招集通知の一部修正の通知はこちら
「第190 期定時株主総会招集ご通知」の一部修正について(PDFファイル)
社長交代のプレスリリース
代表取締役の異動、役員の異動、業務執行体制の改正等について(PDFファイル)
川重、長谷川社長ら解任 「取締役会軽視」クーデター劇(産経)
川崎重工、異例の社長解任 会見の一問一答(産経)
企業の“お家騒動”…三越事件、すかいらーくも(産経)
「老舗百貨店の三越の昭和57年解任騒動は、「三越事件」として知られる。当時社長だった故岡田茂氏の強引な経営手法への不満や不平がくすぶっていた同社。岡田氏の女性問題と不正な利益供与への疑惑が浮上したのを引き金に、取締役会での岡田氏解任の決議が発議され、承認された。
主力行や三井グループを巻き込んだ追い落としに、取締役会で岡田氏が発した「なぜだ…」との言葉が有名になった。」
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