NTTドコモが、携帯電話の課金データの一部を消失させ、十数億円分、利用者に請求できなくなったという記事。
十数億円といっても、ドコモにとっては、大した金額ではありませんが、並みのネットサービス会社なら、会社の存続にかかわるような金額でしょう。しかし、金額もさることながら、約2ヶ月間もデータの消滅に気付かなかった(バックアップもなかった?)というのは恐ろしい話です。
会計処理的には、この請求できない十数億円分について、売上と損失を両建てするのか、それともネットの金額で売り上げ計上するのかといった細かい点が気になります(営業利益には影響しないのでどうでもいいことですが)。サービスの提供があったのだから売上にすべきという説と、利用者に利用金額を正しく通知するところまでがサービスの提供だと考えて、データ消滅で通知できなくなった以上、売上にもならないという説がありそうです(私見では後者が正しい)。
NTTドコモのプレスリリース
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