著名な経営学者が書いた、企業統治制度を取り上げた論説記事です。J-SOXにもかみついています。
「制度改革の中でも特に罪が大きかったのは、次の2つである。
1つは株主代表訴訟を容易に提起できるようにした改革である。・・・
もう1つは財務報告に関する内部統制制度である。内部統制の強化は、働く人々を窒息させんばかりのルール主義を蔓延(まんえん)させた。ルールを現場で柔軟に変更する「カイゼン」が、日本企業独特の強みだったのに、その「カイゼン」力が奪われてしまった。
このような弊害の多い制度を定めた法律は、早急に改められるべきである。法律改正によって日本企業が元気になれれば、経済再生はより力強いものになるだろう。法人税減税より効果的であり、財政負担も少なくてすむ。」
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