英ボーダフォンのCEOが、ソフトバンクと進めている日本事業の売却益の多くを「株主に還元する」と述べたという記事。また、2006年3月期決算に日本事業の売却益を計上し、5月の決算発表で50億ポンド(約1兆300億円)規模の特別配当実施を計画しているそうです。
しかし、別の記事によると、ボーダフォンの日本法人の英ボーダフォンの決算書上の簿価は100億ポンドであるのに対し、アナリストの予想では売却額は60億ポンド程度であるといっています。これでは利益の出しようがありません。
Vodafone Japan is valued on Vodafone's books at about £10bn but analysts reckon it is likely to fetch only about £6bn in a trade sale. While Vodafone's statement refers to selling a "controlling interest", the company is understood to be looking to offload the entire business rather than maintain a minority stake. The issue is whether SoftBank has pockets deep enough to be able to afford the entire business as Vodafone is believed to want cash rather than SoftBank stock.
単なるガセネタだったのでしょうか。それともソフトバンクが甘く見られているのでしょうか。これまで海外に投資をして、結果的に大損した企業は珍しくありませんが(例えばドコモ)、今回ぐらいは、外国企業に大損させてみるのもいいと思うのですが・・・。
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