シャープドキュメント21ヨシダという仙台市の事務用機械器具卸の会社が、民事再生法の適用を申請したという記事。負債額は約83億円で、関連会社1社と合わせた負債総額約106億円とのことです。
粉飾決算をやっていたそうです。
「帝国データバンク仙台支店によると、シャープドキュメント21ヨシダは2002年10月設立。シャープ製デジタル複合機の販売・保守を中心に、パソコンや関連機器、セキュリティーシステムなどの販売を手掛ける。本社と全国7拠点で顧客約7000社を抱え、ピークの19年9月期は売上高約36億2200万円を計上した。
近年は業績が伸び悩み、社長が金融機関からの借り入れや架空リースによる多額の簿外債務を隠していたことが今年4月に発覚。事業規模拡大を図ろうと少なくとも数年にわたり粉飾を続けていたとみられ、対外的な信用も失墜した。20年9月期は特別損失として修正損約30億円を計上するなど、約31億円の債務超過に転落していた。」
年間売上高が30億円台で、修正額も30億円というのは、ひどい粉飾です。
(株)Sharp Document 21yoshida(宮城県)ほか1社~東北地区で今年最大の倒産~(東京商工リサーチ)
「業容拡大の反面、コピー機、複写機、ネットワーク商材のレンタル・リース事業に係る資金負担が重くのしかかったうえ、2016年頃から取引先を譲受人とする債権譲渡登記が度々なされるなど、与信面は低下した。
こうしたなか、2020年9月期に入って役員の資金流用などの社内トラブルや粉飾決算が表面化、同期は前年度の駆け込み需要の反動もあって業績が大幅にダウン。動向に注目が集まっていた。」
東京商工リサーチではなく帝国データバンクの本ですが...
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