証券取引等監視委員会の新委員長へのインタビュー記事。東芝粉飾事件や空売りファンド問題についてふれています。
「――東芝の歴代社長の刑事告発に向けた監視委の調査について、事務局から説明を受けているようだが。
「個別の案件については答えを差し控えるが、東芝(の不正会計)に関する基本認識だけは明確に申し上げておく必要がある」
「東芝という案件は、日本の証券市場、経済界に大きな衝撃を与えて、いろんなことが現在進行形で進んでいる。しかも東芝はグローバルな企業で、名門企業。その企業で、約74億円の課徴金に値する不正会計があったということはしっかりと受け止めないといけない」
「それを受け止めるということと、証拠をどう収集して検察にバトンタッチできるか、できないかということは別個の問題。エビデンス(証拠)の中身に関わる調査活動については、今は沈黙させてほしい」」
課徴金を課した以上、そう言わざるを得ないのでしょうが、会計基準違反であることは明白だということでしょう。
また、一つ下の産経記事とちがって、刑事告発には積極的ではないように読めます。
空売りファンドについては...
「――米グラウカスなど空売り調査会社が増えている。監視委としての対処方針は。
「どの空売りファンドが問題なのかは申し上げないが、リポート内容に金商法上問題があるかどうか、われわれは監視すべき義務がある。法令違反があれば適切に対処する」」
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