コラム自体への反論・批判ということではないのですが、「じっくり語ろう監査のはなし」という学者の人による連載の中で、問題のコラムを材料にして、これまでの研究成果などを示し監査時間の問題を論じています。特に米国と比べた場合に、日本の監査時間がかなり少ないということは、確実にいえるようです。
ただ、監査期間の問題(期間が短いと監査品質が悪くなるのか)については、そういう切り口の研究があまりないのか、時間の問題ほどの分量はありません。
監査時間など監査品質に興味のある方はどうぞ。買うと高いのですが、大きな図書館や監査法人の図書室にはおいてあると思います。
学者に任せるだけでなく、会計士協会による反論も期待します。
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この号では(実務とはほとんど関係ありませんが)「会計人の生き方」という企画記事(早稲田大学の広瀬教授が書いている部分)も興味深かったです。学者の世界もなかなか難しいようです。