ステークホルダーの期待に応え続ける監査法人の実現に向けて
監査法人トーマツ の新しい包括代表である大久保氏の就任挨拶です。
ステークホルダーとの対話を重視するということを述べた後に、人材確保について、比較的くわしくふれています。
「ステークホルダーからの期待を理解した上で、その期待にプロフェッショナルとして十分に応えていくためには、優秀な「人財」が不可欠となります。トーマツの強みは幅広い領域に専門性を有する多様な人財による総合力であり、その優秀な人財がいきいきと活躍できる組織風土、基盤を有する監査法人であり続けることが期待に応えることにつながると考えています。
我々は、グローバルレベルでの人財獲得競争が続く中、監査法人の構成員一人ひとりが、デロイト トーマツのPurpose(存在意義)と経営理念を理解し、また、プロフェッショナルとしての職業倫理を最重要視し、それを誇りとしながら共通の価値観に即した行動を実践するプロフェッショナル集団となることが、人財を惹きつける重要な要素であると考えます。そのため、上述の共通の価値観等はもちろん、互いの個性や働き方を尊重し、努力やチャレンジを称賛し合い、自由闊達で仕事の喜びや楽しさを感じ続けられる組織文化の醸成を目指します。そして、多様な人財が活躍できる基盤として、社内外コミュニケーションの充実、経営の透明化、正当かつ透明な評価の実現、テクノロジーを最大限に活用した柔軟な働き方の尊重、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)の浸透、デロイト ネットワーク外を含む世界のさまざまな組織・メンバーとのつながりを深め、多様な経験を積むことのできる機会の提供等の取り組みを着実に前進させることで、目指す組織文化と基盤を具備する法人を実現していきます。」
業界全体のことについてもふれています。
「業界全体の状況を見渡しますと、自らの組織について考えるばかりでは解決が難しい課題があります。特に人財確保については、近年公認会計士試験受験者が大きく伸びておらず、監査法人での監査・保証業務を選択する人財の確保が重要な課題となっています。」
「我々は、我々自身の変革を続けるだけではなく、中長期的な業界全体の魅力向上への貢献を目指します。」
デロイト トーマツ グループの新しい執行体制(6月1日)(デロイトトーマツ)(再掲)
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