会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

年度末は「パクリ屋」が横行!詐欺会社の“三種の神器”にだまされない方法とは(DOLより)

年度末は「パクリ屋」が横行!詐欺会社の“三種の神器”にだまされない方法とは

「パクリ屋」横行に注意喚起する記事。帝国データバンクの人が書いています。

最近も比較的大きな事件の摘発があったそうです。

「警視庁は今年1月13日までに、神奈川県藤沢市の食品卸会社「七里(しちり)物産」社長らを詐欺容疑で逮捕した。同社は昨年7月末に事業を停止し、破産準備に入っていたが、その前から審査・与信管理担当者の間で「取り込み詐欺会社」、いわゆる「パクリ屋」の疑いが持たれていた会社だった。」

「そんな古典的な手口に引っかかる会社があるのか――。読者の皆さんはそう思うかもしれないが、各種報道によれば、被害は16都道府県の23社で計8000万円に上るという。」

パクリ屋には三種の神器があるのだそうです。

「彼らには、取引相手をだますための“三種の神器”がある。「休眠会社」「決算書」「ホームページ」の3つだ。今回紹介する七里物産も、まさにこの3つを持つ会社だった。同社の商業登記上の設立は2015年10月。だが、実際には昨春に活動を始めたばかりで、この前後に代表取締役をはじめ、役員が変更している。」

「取引を持ち掛ける方法は、電話やFAXに加え、最近はメールが多い。地理的に遠く離れた会社に「御社のホームページを見た」とささやき、自社の会社案内とピカピカの内容の「決算書」を送付。相手への信頼度を上げつつ、サンプル品の送付や新規取引を持ち掛ける。

こうした打診を受けたとき、担当者がまず確認するのは、その会社の「ホームページ」だろう。彼らもそんなことは百も承知で、多数のイメージ写真を使い、好印象を与えるホームページを準備している。」

その他にも、いろいろ注意点が書いてあります。

「対面での営業が制限されるコロナ禍は、だます側にとって「パクリ屋天国」ともいえる絶好の環境」なのだそうです。
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