日経の日本国債をめぐる状況の記事で、会計士(三菱UFJの監査人?)が登場しています。
「財務省と金融界、そして日銀の相互依存にすきま風が吹き始めたのは、今年に入ってまもなくだった。
「今までと同じ会計処理で適切でしょうか?」。春先、公認会計士からの指摘に三菱UFJが身構えた。国債入札で得た国債を直後に日銀に高値で売り渡して利益を稼ぐ「日銀トレード」。三菱UFJもプライマリー・ディーラーの落札義務を果たしつつ日銀トレードを視野に入れた。
国債をすぐ日銀に売るつもりなら短期売買を目的とした勘定に分類し直すべきで、長期保有を前提とした今の勘定にそぐわないのではないか——。会計の専門家の目にはそう映った。短期売買のための勘定に移れば債券価格は時価で評価する。金利上昇は銀行収益を直撃する。」
右から左へ国債を動かしているだけなら、売買目的有価証券でしょう。結局、会計士はどういう判断を行ったのでしょうか。三菱UFJはがまんして保有し続けているのかもしれませんが、他の銀行はどうなのでしょう。
金融庁は、国債取引に関して銀行が行っている会計処理を点検する必要があるのでは。
最近の「企業会計」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事