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大東文化大元学部長を逮捕 物品購入費など架空請求、総額2千万円か(産経より)

大東文化大元学部長を逮捕 物品購入費など架空請求、総額2千万円か

架空の物品購入費を請求し不正受給していた疑いが強まったとして、大東文化大学の元環境創造学部長が逮捕されたという記事。被害額は約2千万円に上る可能性があるようです。

「捜査関係者によると、××容疑者は17年以降、授業で使うパソコンソフトなどを業者と取引したようにみせかけて架空の領収書を同大に提出、数百万円をだまし取った疑いが持たれている。

同大の内部調査では、××容疑者が平成13~20年、同様の手口による架空請求を繰り返したほか、15~20年、学生向けの行事として毎年行われているキャンプの費用を学生から徴収した後、その残余金を返還していなかった可能性も指摘されている。

また、21年に学会出席として申請された英国などへの海外出張も、実際には学会が開かれておらず××容疑者の知人女性が同行しているため、私的な旅行だった疑いが持たれている。航空券の改竄(かいざん)も行っており、航空運賃の水増し請求をしていたという。」

不正の金額や手口自体は珍しいものではありませんが、大学教授による不正ということで取り上げました。一般企業であれば、税務調査で引っ掛かりそうな不正ですが・・・。

経費不正請求:大東文化大の元教授を詐欺容疑で逮捕(毎日)

大学はいったん調査委員会を設置し調査したものの、それが不十分だったようです。とはいえ「調査にあたった関係者の処分を検討している」というのはなかなか厳しい処置です。
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