文科省のワーキンググループで、「専門職大学院を中核とした高度専門職業人養成機能の充実・強化方策について」という報告書の案がまとめられたという記事。
会計大学院も対象です。
「報告案では、専門職大学院と職業資格試験(公認会計士試験や税理士試験など)や、資格と関連する研修等との望ましい連携の在り方を検討するとともに、文部科学省が各資格を所掌している省庁と連携し、各資格と専門職大学院との関係性を個別に検討することが必要とした。また、会計分野については、学生の会計離れが生じていることを踏まえ、社会(出口)との連携強化に加え、学士課程・修士課程等との連携も強化した対応が必要とした。」
報告書案はこちら。
専門職大学院ワーキンググループ(第10回) 配付資料(文科省)
「(2)会計分野
○公認会計士試験の受験者減の影響により志願者が著しく減少していたが、近年、社会的ニーズの高まりから受験者が増えつつあることを踏まえ、より積極的な取組が必要である。また、学生の「会計離れ」が依然として生じていることを踏まえ、社会(「出口」)との連携強化に加え、学士課程・修士課程等との連携も強化した対応が必要である。
○国際教育基準(IES)の改訂に準拠した教育プログラムの実施を通じ、より国際的な観点での教育プログラムを展開することが必要である。
○公認会計士の養成(試験合格者の輩出と研修による継続教育等)にとどまらず、企業、地方公共団体における会計専門家(会計人材)の養成や裾野拡大に取り組むことが必要である。」
こういう資料もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/67/6e1ac95a679e0571d3c0b5d2b787a31b.png)
(報告書案参考資料より)
これを専門職大学院の伸びしろがあるとみるのか、需要がないとみるのか...
経団連でのヒアリングでは「ビジネススクールで修士論文を書いたことが役に立った。修士論文の一連の作成プロセスは、ビジネスの世界と同じで非常に良い思考プロセス。なぜ専門職大学院では修士論文を無くしてしまったのか」という意見もあったそうです。