アーティストハウスホールディングスが、監査人から意見不表明の監査報告書を受領したことから、ストップ安の株価になったという記事。
監査人はアスカ監査法人です。
「意見不表明の理由は「Antiquorum S.A.グループに対する現地スイスの会計事務所による会計監査が未了であること」と「2008年8月末までの同社の1年間の資金繰り手段の実現性について、不確実な部分があること」の2点に関して監査意見を形成するに足る合理的な基礎を得ることができなかったたと説明を行っている。」
2つ目の理由はゴーイングコンサーンに関する疑義(具体的には資金繰り)を解消するだけの経営計画などが監査人に示されなかったということであり、あり得る話ですが、関連会社(日経記事によればスイスの時計競売会社)の監査が未了というのはめずらしいと思います。もう少し深い事情があるのかもしれません。
平成19年5月期計算関係書類に対する監査意見不表明に関するお知らせ(PDFファイル)
プレスリリースによると、Antiquorum S.A.グループの監査に関しては、アーティストハウスからこの関係会社への貸付金の会計処理、高価な時計の紛失、ASAの関連会社の監査未了など、いくつかペンディング事項があるようです。
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