会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監査人交代事例3件、新日本退任1件ほか

監査人交代事例です。

1.ナラサキ産業(東証2部)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

新日本→アーク有限責任監査法人、の交代です。

交代理由。

「当社は、現会計監査人の監査継続年数が 13 年にわたっており、監査報酬の増額改定の提示を受けたことを機に総合的に判断した結果、上記3の理由により、新たにアーク有限責任監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」

新日本だけでなく、先ほど取り上げたトーマツもそうですが、新型コロナ不況到来が必至という状況で、強気の報酬交渉が可能なのでしょうか。大きなお世話でしょうが、急に方針が変わって、ダンピング競争になったりしなければよいのですが...。

2.林兼産業(東証1部上場)

会計監査人の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

監査法人大手門会計事務所→清稜監査法人、の交代です。

交代理由は主に2つあります。

「当社は 36 年以上継続的に監査法人大手門会計事務所を会計監査人として選任してまいりましたが、同監査法人による監査継続年数が長期にわたること、および 2019 年 12 月6日に公認会計士・監査審査会より金融庁長官に対し同監査法人についての勧告があったこと等に鑑み、監査役会は、上記3.に記載の理由により、新たに清稜監査法人を会計監査人として選任することとしたものであります。」

3.タカセ(ジャスダック)

公認会計士等の異動に関するお知らせ(PDFファイル)

普賢監査法人→みおぎ監査法人、の交代です。

監査チームメンバーの移籍が理由のようです。

「当社の会計監査人である普賢監査法人より、当社の監査チームメンバーが普賢監査法人を退職する予定であることから、人員確保が困難であることを主因として、監査契約の更新を差し控えたい旨の申し入れがあり、普賢監査法人は、2020 年6月 26 日開催予定の第 104 期定時株主総会終結の時をもって任期満了となります。これにともない、上記3.の理由からその後任として新たに会計監査人としてみおぎ監査法人を選任するものであります。」

「みおぎ監査法人を会計監査人の候補とした理由は、当社グループの事業および事業環境に精通している監査チームメンバーが参画予定であるみおぎ監査法人に監査を依頼することにより、適正な監査体制を継続できること、また、同監査法人は 2019 年9月に設立されたばかりではあるものの既に日本公認会計士協会の上場会社監査事務所登録制度において準登録となっていること、さらには、設立メンバーは大手監査法人で上場会社の監査経験が豊富であることから、監査業務の品質管理体制、独立性、および専門性の観点で検討した結果、当社の会計監査人として適任であると判断したためであります。」
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