「デロイト大学」構想の詳細判明!大増員計画は風前の灯火でも“ハコモノ”へは巨額投資(有料記事のため記事の一部のみ)
デロイトを批判的に取り上げているダイヤモンドオンラインの連載記事のひとつ。
今回は「デロイト大学」(→当サイトの関連記事)をめぐる動きについて書いています。
「「デロイト トーマツ、Deloitte Universityの日本での設立を決定」――。2023年9月、デロイト トーマツ グループは人材育成策の目玉として「デロイト大学」の設立を発表した。
デロイト大学とは、デロイトが全世界で展開する企業内大学の名称だ。最先端の専門スキルの習得や人材交流といった人材研修の役割を担うほか、クライアントや地域コミュニティーなどとのコラボレーションなども企図された拠点である。...
ところが、このデロイト大学構想に影を落としているのが、デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)の業績悪化である。『【スクープ】デロイトが内部崩壊!“予算未達ドミノ”で大幅下方修正、「禁じ手」人員削減リストラ計画の全容』などで既報の通り、DTCの経営は苦境にある。各部門での予算未達が続くほか、若手を対象とした“人員整理”が進められるなど緊急事態にあるといっていい。
それ故、デロイト社内からは「業績悪化による人員整理を進める中で、人材育成を目的としたデロイト大学をつくっている場合なのか」といった批判が上がっているのだ。
しかも、デロイト大学は専用の施設を一から建設するのだ。業績悪化によりこれまで掲げてきた大増員計画が風前のともしびとなる中での“ハコモノ”の建設はまさに不合理ともいえる。」
研修施設を保有するのが悪いことだとはいえませんが、人件費は別として固定費があまりかからないというのが、コンサル会社や士業のメリットだと思われるのに、大きなハコモノを作ってどうするのだろうという印象は持ちます。