上場会社ではありませんが、自己破産を申請した長野県の建設コンサルタント会社の社内調査で、「同社会長が自治体から受注があったように装って虚偽の請求書を作成し、計約14億円の架空売り上げを計上した粉飾決算の疑いが強いことが判明」したという記事。
3年間にわたり虚偽の請求書を作成していたようですが、売上高が16億5500万円(2006年5月期)しかない会社で、14億円が架空売上というのはなかなか大胆な不正です。
資本金が4億円強なので外部の会計監査は行われていなかったと思います。外部の監査が入っていれば不正を発見できたと思いますが、ただ、この会社のように官庁が得意先だと、残高確認をやっても回答が得られないので、1期ぐらいだと見逃してしまう可能性がないわけではありません。
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