日本公認会計士協会のウェブサイトに、あらたな会長の挨拶が掲載されました。
以下の3つの取り組みを説明しています。(「 」は抜粋)
・公認会計士監査の信頼回復と向上に向けて
「監査期間・時間、報酬の確保やITの活用の検討等に継続的に努めると共に、職業的懐疑心を発揮し不正リスクに着眼した監査が行えるよう、平成28年度から必修とされた不正事例の研修を充実させて監査人の経験を補って参ります。」
「監査の透明性の向上を図るため監査法人のガバナンス・コードの内容の検討、監査報告書に監査上の重要な事項を記載する方法(KAM)等の検討を行い、市場関係者との連携を強化していきます。」
「自主規制団体として、レビューアーを増員して品質管理レビュー制度を強化し、会長通牒等で示された項目について監査事務所の対応状況を確認すると共に、個別業務の継続的なリスク評価を行っていく等の対応を図っていきます。」
・社会で貢献し活躍するための環境作りに向けて
「多様化しつつある会員業務の範囲を持続的に拡大させると共に、社会に貢献する公認会計士が信頼される品質を確実に提供する体制を確保することが必要であり、そのための環境を整えていきます。」
・国際性・多様性を担える人材の確保と公認会計士の魅力向上を目指して
「グローバルな世界での活躍を目指す若い世代に対して、積極的に国際会計人材の必要性・魅力を説き、関係機関と連携して人材育成に取り組んで参ります。」
「より多くの優秀な女性が公認会計士という職業の魅力を知り、生涯を通じて活躍し続けていけるための支援を行い、公認会計士を目指す女性を増やす活動を展開していきます。」
公認会計士協会、新執行部を承認 信頼回復に全力(日経)
「協会は2016年3月期まで東芝の監査を担当していた新日本監査法人と担当会計士を懲戒処分する方向で調整している。早ければ総会にあわせて処分内容を公表するとみられていたが、公表はなかった。森公高前会長は「迅速に手続きを進めている」と話した。」
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