東証1部上場のリズム時計工業のプレスリリース。
中国子会社における不適切な会計処理・購買取引についての、調査報告書を特別調査委員会から受領したというものです。
調査で判明した影響額は、過年度分含め合計4億 40 百万円の損失とのことです。
調査委員会は4名の委員から構成され、PwCが補助者として、30名もの人員を投入したそうです。
不正のうち、「標準原価操作による不適切な会計処理」の概要。
「 2017 年 8 月、9 月、11 月及び 12 月並びに 2018 年 5 月の各月次決算において、決算結果を見通しに近づける目的で、A 氏及び B 氏が、前月の仕掛品や完成品の標準原価の数値に一定の数字を掛けて、標準原価を操作した。
また、2018 年 6 月から 2018 年 10 月までの各月次決算において、A 氏及び B 氏は、D 氏がリズム時計工業(本社)に報告した在庫削減の方針を受けて、仕掛品の在庫を減らすために、前月の仕掛品の標準原価の数値に一定の数字を掛けて、標準原価を操作した。
さらに、速報における赤字の数値を改善して決算結果を見通しに近づける目的で、2017 年3 月及び 5 月の各月次決算において標準原価を変更して、不適切な会計操作が行われたことが認められた。」
提出が遅れている2019年3月期の第3四半期報告書については、3月 14 日までに、監査法人による四半期レビュー報告書を受領し提出する予定とのことです。
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