顧客口座に81兆ドル、米シティが誤入金 数時間後取り消し=FT
米シティグループ(C.N)が、ある顧客の口座に280ドルを送金する予定だったところ誤って81兆ドルを入金してしまった事案があるという記事。送金が確定する前に気がついて取消ししたようです。
「米シティグループ(C.N)が昨年4月、ある顧客の口座に280ドルを送金する予定だったところ誤って81兆ドルを入金し、数時間かけて取り消し処理を行ったと英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が28日報じた。
決済担当者の操作ミスをチェック担当者も見過ごし、処理から1時間半後に別の行員が気付いたという。最終的に数時間かけて取引は取り消された。取引は翌日に実行される予定だった。」
即時実行される取引であったならば、どうなっていたのでしょう。
似たような事案はけっこうあるようです。
「FTが入手したシティの内部報告書によると、同行では2024年に10億ドル以上のニアミスが10件発生していた。23年は13件あったという。」
“米金融大手シティグループ 1京2000兆円余の誤送金”英経済誌(NHK)
「それによりますと、去年4月、シティの担当者がブラジルの顧客の口座宛てに280ドル、日本円でおよそ4万2000円を送金しようとしたところ、取り引きの内容に問題があるとして完了できませんでした。
このため担当者が手動で送金しようとしましたが、システムではあらかじめ0が15桁入力されていたため、結果的に81兆ドルになったということです。」
エラーが出て、それに驚いたせいで、とんでもない動作をしてしまったということなのでしょうか。
シティ1.2京円あわや誤送金 本来は280ドル、90分後察知(日経)(記事冒頭のみ)