平山ホールディングス(ジャスダック上場)の会計監査人異動・一時会計監査人選任に関するプレスリリース。
トーマツ→爽監査法人、の交代です。
「当社は、当社の会計監査人である有限責任監査法人トーマツに長年に亘り監査を御願いしてまいりました。今般、同監査法人より監査報酬等の提示があったことを踏まえ、当社監査役会は、当社の事業規模、業務内容に適した監査対応、監査費用の相当性等を検討した結果、予てより監査引受の申し出のあった爽監査法人を本日付で一時会計監査人として選任いたしました。」
交代理由はあまり詳しく書いていませんが、不正会計の発覚、内部統制報告書への重要な不備記載などが背景にあるのかもしれません。
第三者委員会の調査報告書公表等に関するお知らせ(9月9日)(PDFファイル)
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ(9月27日)(PDFファイル)
「第 53 期(令和元年 6 月期)の決算手続きを進めていく中で、連結子会社である FUNtoFUN 株式会社と、連結子会社化する前の株式会社大松サービシーズとの間で、平成 30 年 9 月から令和元年 6 月までを役務提供期間として締結されたコンサルティング契約等約 54 百万円の売上取引について疑義があるとの当社の会計監査人である監査法人から指摘を受け、本件取引について事実関係等の確認を行ってまいりましたが、その結果、本件取引については、契約締結にあたり、FUNtoFUN 株式会社において稟議書による決裁手続きがとられておらず、本件取引の実在性に疑義があることが認められました。当社は透明性の高い調査を実効的に実施するため、当社と利害関係を有しない社外有識者(弁護士及び公認会計士)のみを委員とする第三者委員会を令和元年 8 月 2 日に設置し、国内グループ会社の取締役及び役職社員に対して、調査を実施いたしました。第三者委員会の調査の結果、内部統制上の不適切な取引が判明しました。判明した事実は、以下にあげる事項が根本的な原因であると考えられ、関連する全社的な内部統制に整備上及び運用上の開示すべき重要な不備があると判断いたしました。
(1) 当社グループ戦略本部とグループ管理本部の役職を兼務させていたことによる牽制機能の欠如
(2) 新規獲得した子会社である FUNtoFUN 株式会社におけるコンプライアンス態勢の不備
(3) M&A による事業拡大に伴いグループ会社において役職の兼務が存在する等、人材不足による管理体制の脆弱化」
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