クーコインという米国の暗号資産取引所が、未登録にもかかわらず仮想通貨取引のサービスを提供したとして提訴されたという記事。
「ジェームズ(ニューヨーク州)司法長官は、クーコインが州の証券法に違反して「クーコイン・アース」の自社取引および取引仲介を行い、自らを「取引所」と不当に名乗ったと主張。」
「クーコインは2017年9月に設立された暗号資産の取引所。データ会社コインマーケットキャップによると、取引量はバイナンス、コインベース、クラーケンに次ぐ規模となっている。昨年5月には1億5000万ドルの資金調達を行い、評価額は100億ドルだった。」
米NY当局、仮想通貨取引所KuCoinを提訴 イーサリアムは有価証券と主張(CoinPost)
「KuCoinはイーサリアム(ETH)やLUNA、テラUSDなど、有価証券やコモディティ(商品)に該当する人気銘柄を売買できるサービスを投資家に提供していたと指摘。この説明の後で「イーサリアムは有価証券である」と主張している。
KuCoinには、法律を遵守できるまでニューヨーク州での運営を停止し、同州からの同社ウェブサイトへのアクセスをブロックするよう求めた。」
「また、司法当局は売買だけでなく、同社のレンディングやステーキングのサービスも未登録有価証券の販売に相当すると主張。ニューヨーク州の法律では、有価証券やコモディティを扱う事業者は事前に州に登録する必要があると指摘している。」
こちらの記事によると、元SEC弁護士が、世界最大の暗号通貨取引所バイナンスに関して物騒な発言をしているそうです。
バイナンスでの取り付け騒ぎ「避けられない」と元SEC弁護士(Forbes)
「SECの元弁護士で、インターネット法執行局の責任者を11年間務めたジョン・リード・スタークは7日のツイートで、「影の銀行であるバイナンスは、独自の偽造通貨を発行する一方で、米国の規制当局の監視や監査を受けずに金融サービスを提供している」と指摘。「これはFTXの再来であり、壮大な取り付け騒ぎが起こることは避けられない」と述べた。」
「フォーブスは2月末の記事で、バイナンスが2022年8月から12月にかけて、18億ドル(約2500億円)のステーブルコインの担保をトロンやアンバーグループ、アラメダリサーチなどのヘッジファンドに移す裏工作を行っていたと報道。しかし、バイナンスのジャオ・チャンポンCEO(通称CZ)は、この記事が「意図的に事実を誤って解釈している」と主張している。」
記事原文。
"Binance is a shadow bank, minting their own counterfeit currency while providing limit-order books/brokerage/custody/clearing/settlement/etc. with no U.S. regulatory oversight or audit," John Reed Stark, a former attorney for the SEC, posted to Twitter. "It’s FTX redux and an epic bank run seems inevitable."