三菱UFJフィナンシャル・グループが、中央青山監査法人との監査契約を打ち切り、トーマツに一本化すると、毎日新聞が報じたことに対する中央青山の反論。
毎日の記事では、さもカネボウ粉飾事件の影響があったかのように書いていますが、中央青山の方は、契約のうち切りは、粉飾事件が問題となる以前に決められたことであり、全く関係ないといっています。
これは、明らかに毎日の誤報です。三菱UFJはSEC登録会社であり、監査人内部の監査手法や管理手法の統一の面で、日本より厳しいようですから、三菱の監査人であるデロイト=トーマツの側から一本化を求めたのでしょう。
最近は、独立性の規則がますます厳しくなり、監査人は監査以外の仕事を監査クライアントから請け負うことが難しくなりつつあります。中央青山はメガバンクの監査からは外れたわけですが、3大バンクすべてに営業をかけることができるのは、もしかしたら有利な立場なのかもしれません。
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