会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

公認会計士等の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ(ソルガム・ジャパン)

公認会計士等の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ

監査人の異動に関するソルガム・ジャパン・ホールディングス(ジャスダック上場)のプレスリリース。期中の交代です。

「当社は、当社の一時会計監査人であるフロンティア監査法人との間で締結していました監査及び四半期レビュー契約につきまして、平成 30 年2月9日付で合意解約することとしました。また、当該異動に伴い、本日開催の監査役会において会社法第 346 条第4項及び第6項の規定に基づき、一時会計監査人の選任を決議しました。」

交代理由は...

「当社は、平成 30 年3月期第3四半期の四半期レビューにあたり、当社と当社の会計監査人でありますフロンティア監査法人との間で投資の評価、のれんの減損に関する会計処理、及び債権の回収可能性に関し見解の相違が生じ、協議を重ねてまいりましたが、相互理解には至りませんでした。

このため、当社は、フロンティア監査法人と監査契約の継続につき協議した結果、平成 30 年2月9日付で監査契約の解除について合意いたしました。」

後任は、監査法人アリア。2月 13 日付で監査及び四半期レビュー契約を締結予定です。

オピニオン・ショッピングのようにも感じられますが、大手監査法人の元トップが監査委員会委員長を務めている東芝のような会社ですら、監査人との意見相違で期中に監査人を交代させようとしたぐらいですから、ルール違反ではないのでしょう。

平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

直近の決算短信を見ると、継続企業の前提に関する注記がついています。のれんの金額は124百万円(そのほか営業権27百万円)で、純資産13億円と比べてすごく多いということではありませんが、損益は営業損益の段階から大きな赤字なので、見逃すわけにはいかないのでしょう。貸付金に関しては十分引当てしているようにも見えますが、前渡金が急増しているのが気になります。また、第3四半期に入ってから、監査人ともめるような大きな動きがあったのかもしれません。

コメント一覧

kaikeinews
前任監査人が筋を通したということになりますね。
後任のアリアは、事情を知った上で契約したのでしょうが、どういう判断をするのか...
そるがむ
今回の騒動の元は前監査法人フロンティアが異常な高値の簡易株式交換による株式会社アズシステムの完全子会社化で監査リスクが大きすぎると判断したこと

異常な高値
新株 2,145,200株X243=5億2千万円相当
アズシステムの純資産 3700万円
前期利益たった600万円
5千万円の運転資金の借り入れがある
行政処分5/9 輸送施設の使用停止(60日車)

これだけ問題のある企業を5億円以上で資産計上(のれん)では監査法人フロンティアが承認出来る訳がないよ

しろうとでも何か裏での違法行為を疑うな
4億円以上も高いよ(笑)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「会計監査・保証業務」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事