最近の監査人交代事例です。
1.プロルート丸光(東証スタンダード)
会計監査人の異動に関するお知らせ(2023年9月11日)
会計監査人であるなぎさ監査法人との監査契約について、合意解約したとのことです(金商法監査の契約も同様)。
期中の解約となります。
「当社は、なぎさ監査法人より意見及び結論を表明しない旨の監査報告書を受領しており、2024 年3月期第2四半期以降に係る監査業務体制等については、現時点の監査状況等を踏まえ監査品質の維持に必要な工数の確保が難しいとの打診を受け、同監査法人と協議し、その結果、本日付で監査契約を合意解約し、同監査法人が当社の会計監査人を辞任することについて合意いたしました。」
なぎさ監査法人は、第1四半期の四半期レビュー(結論不表明)まで実施済みです。
現在、後任の会計監査人候補者を当社の一時会計監査人に選任すべく、必要な手続きを進めているそうです。
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その2(2023年3月期の意見不表明について)
2.ウッドフレンズ(東証スタンダード)
一時会計監査人の選任に関するお知らせ(2023年9月12日)
監査法人東海会計社→名古屋監査法人、の交代です。
2023 年8月 24 日付で、会計監査人であった監査法人東海会計社が退任しましたが、後任として名古屋監査法人を一時会計監査人に選任するとのことです。
「当社は後任の会計監査人の選定にあたり、品質管理体制、独立性、専門性及び監査報酬の水準等について複数の公認会計士等から比較検討してまいりました。
その結果、本日開催の監査等委員会において名古屋監査法人が当社の事業規模に適した公認会計士等であると判断し、当社の一時会計監査人として選任することを決議いたしました。」
会計監査人からの辞任通知受領に関するお知らせ(2023年8月24日)
前任監査人の退任の経緯について。
「監査契約の更新について当社の管理体制の状況及び今後の業容拡大を含む経営環境等の変化を総合的に勘案した結果、今後監査工数が大幅に増大することが見込まれることから、第 42 期事業年度(自 2023 年6月1日 至 2024 年5月 31 日)の監査業務を辞退したい旨の申し出がありました。」