会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

NYダウ 一時1000ドル超急落 新たな変異ウイルスに警戒感高まる(NHKより)

NYダウ 一時1000ドル超急落 新たな変異ウイルスに警戒感高まる

11月26日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が、一時1000ドルを超える急落になったという記事。

「26日のニューヨーク株式市場は南アフリカで確認された新たな変異ウイルスが世界経済の回復を遅らせることへの警戒感が高まり、幅広い銘柄に売り注文が膨らみました。

ダウ平均株価は取り引き時間中に1000ドルを超える急落になり、終値でも、休み前の24日と比べて905ドル4セント安い、3万4899ドル34セントと、終値としてことし最大の下落幅となりました。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.2%の大幅な下落となりました。」

この変異株は、すぐに名前をつけてもらったようです。

WHO、南アで検出の変異株は「オミクロン」 「懸念される変異株」に指定(BBC)

「世界保健機関は26日、南アフリカで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株「B.1.1.529」を「懸念される変異株」(VOC)に指定し、「オミクロン」と名付けた。

WHOは声明で、変異株「オミクロン」には「多数の変異がみられ、その中には懸念すべきものもある」とし、初期段階の証拠では再感染リスクの増加が示唆されていると説明した。

南アフリカのほぼ全ての州で感染が増加しているようだという。」

「科学者はオミクロン株にどれほどの感染力があるのか調べている。WHOはこの変異株の影響を把握するには、数週間かかるだろうとしている。」

「英保健当局幹部は、現在の新型ウイルスワクチンの効果がオミクロン株に対して低下するのは「ほぼ確実」だろうと警告した。

しかし、英オックスフォード大学の構造生物学者、ジェイムズ・ネイスミス教授は「悪い知らせだが、この世の終わりではない」と付け加えた。」

「この世の終わりではない」と慰めてもらっても...

いまのところ、ワクチンに頼るしかないようです。

「アメリカの感染症対策トップのアンソニー・ファウチ博士は、オミクロン株についての報告は「危険信号」だとしつつ、ワクチンには依然として重症化を防ぐ効果があるかもしれないと述べた。

ファウチ博士は、「適切な検査が行われるまでは、(中略)ウイルスから私たちを守ってくれる抗体を、この変異株が回避してしまうのかどうか、まだ分からない」と米CNNに述べた。」

効果があるかもしれないということは、ないかもしれないということでしょう。

欧州ではすでに各国で感染者が見つかっているようです。

「オミクロン株」 欧州で感染確認 イスラエル全外国人入国制限(NHK)

「南アフリカで確認された新たな変異ウイルスはイギリスやドイツ、それにイタリアといったヨーロッパでも感染の確認が相次いでいます。」

「これまでに南アフリカの隣国のボツワナや香港、それにイスラエルで感染が確認されたほか、ヨーロッパではイギリス、ドイツ、ベルギーに続いてイタリアでも確認されました。

イタリア政府によりますと感染が確認されたのはアフリカのモザンビークから帰国した1人で、家族への感染などについて調べているということです。

また、オランダでは、南アフリカから飛行機で到着した乗客のうち61人の陽性が確認され、複数の人が新たな変異ウイルスへの感染が疑われるとして当局が確認を急いでいます。」

「感染力や重症化のリスク、ワクチンの効果への影響などはまだ明らかになっていません」とのことですが、数週間すれば、かなりはっきりしてくるのでしょう。これから決算を迎える場合には、会計上の見積りに影響が出てくる場合もあるでしょう。
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