[FT]会計事務所EYが再編計画を保留 税務事業巡り内紛(記事冒頭のみ)
EYの分割計画が、税務部門の帰属をめぐって、保留になっているという記事。米国拠点のトップがそのような発言をしたそうです。
「英大手会計事務所のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が会社を2つに再編する計画を保留した。税務関連事業をどの程度、監査部門に残すかを巡り、激しい論争が起きているためだ。
複数の内部関係者によると、現在は米国拠点の責任者でコンサルティング部門を分離した後はEYの経営トップに就任することになっているジュリー・ボーランド氏が8日、パートナーとの電話会議で再編計画を修正する必要があると語った。」
どこか弱小国の加盟事務所が反対しても、大勢に影響はないでしょうが、米国が保留だといえば、計画はいったんストップでしょう。
EY split paused amid partner infighting over fate of tax experts(FT)
税務部門の大半をコンサル部門にくっつける計画でしたが、米国の監査部門が、監査部門の方に多くを残すよう運動しているそうです。
EY had planned to spin off the majority of its tax practice into a new group containing consulting and other advisory service lines, leaving only a minority of its tax experts in the audit-dominated firm after the separation.
However, auditors in the US have been campaigning for a larger portion of the tax practice to be retained within the audit arm after the split, people with knowledge of the matter said.
米国では、他の国よりも、監査クライアントに対する税務助言サービスが、より多く認められているという事情も背景にあるようです。
EY split paused amid partner infighting over fate of tax experts(Financial Review)(FT配信)